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夢をかなえるゾウの教え

2017年1月18日 CATEGORY - 代表ブログ

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前回、「夢をかなえるゾウ」という本を紹介しましたが、その本には続編があり、すでに三冊目が出版されている人気シリーズとなっていますが、その二冊目と三冊目を立て続けに読みました。

このシリーズは、「成功するためにはどうしたらいいか?」を考えさせる自己啓発の小説ものなのですが、一冊目、二冊目そして三冊目と進んでいくにつれて、その教えがかなり「濃い」ものになっていくように感じました。

特に、三冊目に至っては「濃い」を通り越して、成功するための「辛さ」というものを感じずにはいられない位でした。

それは次のようなガネーシャと主人公の言葉に表れています。

「せやから夢を追い始めた人間は、現実の壁にぶつかることになんねん。つまり、失敗するんやな。そんで失敗して、失敗して、失敗し続けると『自分の夢はかなわないんじゃないか、、、』て不安になんねん。でもな、失敗するちゅうことは、その分だけ現実を学んでるっちゅうことやねん。夢を現実にするには何が必要なのかを、身をもって学んでんねん。いや、そもそも自分らが『失敗』て呼んでることは、単に『現実を知る過程』にすぎへんのやで。エジソン君が言う、『失敗は存在しない。うまくいかない方法を学んだのだ。』ちゅうのはまさにそういう意味やねんな。」

「多くの人は、目の前に苦しいことがあると、ついそれを避けようとしてしまう。すると、その向こうにある喜びをも遠ざけることになってしまう。だから、ガネーシャは、私を苦しめようとしていただのではなく、その向こうにある喜びを経験してほしくて、あえて大変な課題を出していたのだ。」

本書には、しかし、この失敗の苦しさが、ユーモアを交えながらとは言え、かなりリアルに書かれています。そして、実際にガネーシャに言わせていることですが、「誰もが夢なんて追いかける必要がない。傷つきたくなければ、夢など追わずに平凡な生活をおくればいい。」のだから。

つまり、夢を追いかけなければ、あえて失敗という苦しみを味わうこともしなくていいということにもなります。ですが、その代わりに確実にその先の夢は見ることができないことも確定してしまいます。

人生とは、その選択をすることです。または、人生とは、ちょうど円を半分に割ったようなものかもしれません。

大きな幸せの半円を得るためには、大きな苦しみの半円を得なければならない。でも逆にその苦しみがあるからこそ、大きな幸せを感じることもできるという、言ってみれば人生とは、何ともフェアなものだと言えるのではないでしょうか。

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