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なんでそんなにありがたいの?

2017年11月15日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

明日11月16日は今年のボジョレーヌーボーの解禁日なんですね。

毎年この時期になると日本にワイン好きが増えます。(笑)

でも、同じ1000円そこそこの赤ワインなら、ランゲッジ・ヴィレッジの売店で売られているオーストラリアの「イエローテイル」のほうがずっとおいしいです。

1000円そこそこの金額にして、ずっしりとした重みを感じることができるこのイエローテイルのコストパフォーマンスは半端ではないです!

話を戻しますが、そもそも、ボジョレーヌーボ―は他のワインと比べておいしいわけないんです。

なぜなら、このワインは、「ヌーボー=新しい」ワイン、つまりボジョレーという地区のぶどうの出来栄えを確かめるための試飲用に、普通のワインのように寝かせるのではなく、ブドウの収穫が始まる9月からボジョレーヌーボ―の解禁日(11月第三木曜日)までの間に即席で作られるワインだからです。

にもかかわらず、日本人はこのボジョレー・ヌーボ―を非常にありがたがり、全出荷量のほぼ半数を日本が輸入しているようです。(近年少しずつ、減少の傾向にあるようです。)

それでは、なぜ日本人はこのワインをここまでありがたがるのでしょうか?

色々調べてみましたら、大きく二つの理由があることが分かりました。

一つは、日本人が「初物好き」であるということです。

日本では初物の魚や野菜を食べると寿命が伸びる・幸せになれるというよう、季節を先取りして食するのが良しとされる文化が根付いています。

それを、ワインにも当てはめて、初物のワインをありがたがるというようになったというものです。

しかし、そもそも時間をかけることによってその価値が高まる「発酵」飲料であるワインを新鮮さが売りのサンマと一緒にされてもどうかと思いますが、、、

そして、もう一つは、日本が時差の関係で「世界で最初」に味わえることです。

極東にある日本では、時差の関係で、オーストラリアは別としても先進国の中でこの解禁日が一番早く訪れ、一番早く飲めるという「特別感」があるからというものです。

この点については、そもそも「新酒」を味わうということを前提にするのであれば、意味は分からないわけではないかも。

このように、以上の二つの理由により日本人はボジョレーヌーボーに対して世界で最も敏感に反応するようなのです。

しかし、そのどちらの理由も、このワインの本質的な価値を高めるような要素ではないことは明らかなので、日本のボジョレーヌーボーの輸入量が近年少しずつ、減少の傾向にあるという状況は、日本人が少しずつワインの本質を理解して購入しつつあることの表れかも知れません。

やはり、どんなことに対しても「本質」「本物」を理解した上で評価できる国民でありたいと思います。