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シェア志向型人間のためのデザイン

2011年5月1日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

かなり前に、写真の本を買って読もうと思っているとお知らせしてからだいぶ時間がたってしまいました。じっくり本を読む時間をとることができず、トイレにセットしておいて、朝のトイレ時間の積み重ねでようやく読み終わりました。

この本の主題はもちろん、「消費から共有へ」です。

そして、実例なども『成功例』としてかなりあがっていて、世界的に消費から共有への動きが本格化してきているというイメージを強く受ける内容となっていました。

しかしながら、私はその中でもどうしても完全なる「消費から共有へ」にはまだまだ程遠いという印象を受けたのも正直なところでした。

というのも、現在のこの動きがまだまだ、一部の意識の高い人々の間で限定されているものであり、全体に対する割合とすれば非常に小さいこと。

それから、そもそも、人間は根源的なところで『所有欲』も厳然として存在しているはずなので、この根源的欲求をうまく社会的に全体的におさえるモチベーションを作り出さねば、本当の意味での本格化は難しいと感じたのでした。

この本では、その辺りのところにもしっかり触れていて、それらの解決が『デザイン』だと考えているようでした。

それは、プラットフォームとしての『デザイン』であったり、商品の循環の仕組みの『デザイン』であったり、それらはいわゆる形状の『デザイン』にとどまりません。

人間のあらゆる側面に対する「シェア志向型のためのデザイン」が求められているようです。

このことには、私たちのようないわゆる『デザイナー』ではない人間でもそのデザイン向上のために必ずやできることはあるはずだと思った次第です。

継続可能な社会の構築がこれほどまでに必要とされている時代は今までにありませんでした。

今、一人ひとりが「デザイン」にたずさわる必要がありそうです。