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仕事を続ける3つの条件

2014年3月16日 CATEGORY - 代表ブログ

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皆さん、こんにちは。

また面白い本を見つけてしまいました!

あの戦略系コンサルの最高峰マッキンゼーアンドカンパニーを退社してお笑いの世界に転身したという前代未聞の経歴を持つお笑い芸人、石井てる美さんの「私がマッキンゼーをやめた理由」ー自分の人生を切り開く決断力ーです。

この本のタイトルを見たときは、例のごとく「マッキンゼーの素晴らしい人材育成システムのおかげで一通りの問題解決能力を短期間で身に着けたことで華麗な転身を果たして現在のフィールドで活躍しています。」的な「マッキンゼー神話」シリーズの「お笑い転身版」なのかなと思いました。

しかし、実際の内容は全く違い、エリート街道まっしぐらだった人間が初めて挫折を味わい、そのなかで「死」すら意識をするまで苦しんだ過程が生々しく語られたものでした。この告白ぶりは非常にリアルで、挫折を乗り越えた人のある意味、「客観的な視点での過去の振り返り」というスタイルではなく、何か現在進行形の苦しみの告白に似た切迫感を感じさせるほどです。

そんなぎりぎりまで追い詰められた状況の中で、著者が単純だけど、自己を客観視できなければ絶対に見出すことのできない「死ぬ気になれば何でもできる」という真理に行きつき、自分の「天職」であるお笑い芸人になった現在の納得感を表現しています。

 彼女の芸風はこんな感じです。彼女の「納得感」がにじみ出ていると思います。

このネタを見た限りでは、お笑いの世界で彼女が天下をとれるかどうかは僕にはよくわかりません。(個人的にはこの英語ネタは語学教育関係者としては非常に興味深いものです。)

事実、彼女は本書の中で、お笑いの世界に入ってすぐに自分にはお笑いのセンスがないことに気が付いたといっています。しかし、彼女はこの転身について「納得」しているのです。

この点について、彼女は非常に合理的な考えを披露してくれました。

「仕事を続ける3つの条件」です。

1.その仕事が好きかどうか

2.その仕事が人より得意かどうか

3.その先に目標があるかどうか

この三つの条件に一つでも当てはまればその仕事をしていることに「納得」できるというものです。

彼女は、マッキンゼーにいるときは、このすべてに自分が当てはまっていませんでした。しかし、お笑いをやっている今の自分は、すくなくとも1.と3.には当てはまっているのです。

一つでも当てはまれば、納得なわけですから、二つも当てはまっている彼女としては本当に幸せな職業人生を送ることができているということだと思います。

人は、世間の常識に照らして、今自分のやっている仕事や人のやっている仕事を軽蔑したり、また逆に羨んだりしがちです。しかし、この三つの条件のうち一つでも自分自身に当てはめることができれば、その世間の常識は意味のないものとなるのです。

このことを自らの「死」までを意識する中ではっきりと自分のものにした著者は素晴らしいと思います。

そんなお笑い芸人「石井てる美」を陰ながら応援していきたいと思いました。