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統計学が最強の学問である

2013年3月24日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

私は根っからの文系人間で、どうしても数字は避けて通りたいという本能的な感情を持ってしまう人間です。

でもだからこそ、数字に対する憧れというか恐れというか、苦手だからこそしっかりと向き合いたいという相反する気持ちをいつも持っています。

そのため、大学時代もあえて「会計」を学びました。大成はしませんでしたが・・・・

先日、ふらっと入った書店で「統計学が最強の学問である」というタイトルの本が、目に入りました。とても、魅力的で、吸い寄せられるようにレジへもっていきました。

読み進めてみると、そんな私にぴったりな平易な説明で統計学の魅力を分かりやすく伝えてくれる内容でした。

一番印象に残ったことは、「数値」や「統計」の重要さと恐ろしさです。

「数値」や「統計」には、客観性がある(と思われている)ため、多くの人々を説得できる力を持っています。

だから、いろいろな広告などでも数値を証拠としてあげたり、あらゆる分野で実験結果を数値で表し、信憑性を高める機能を発揮させています。

でも、この本で強調されていたことは、客観性がある(と思われている)ことと、事実ということはまた別の問題だということです。

私のような文系人間に対してならば、「数値」を添えただけで説得性を帯びてしまう。

そのため、こういったことを逆手にとって、恣意的にある結果へ誘導するなどということなどは、いくらでも行うことができるし、実際に多くの分野で行われていることです。

筆者はこの本で、平易な文章で分かりやすく私のような人間にも「数値」や「統計」の本質を理解させることで、これらをもっと身近に感じ、苦手な敵ではなく味方につけてほしいという気持ちがあったのではないかと思います。

「マーフィーの法則」を読んで、「雨が降りそうな雲行きを見て、傘を買った場合には、明らかに雨が降らないことのほうが多い」ことに、簡単に納得してしまうのではなく、その条件下で雨が降ったケースと、雨が降らなかったケースを公平に数え上げた上での結果かどうかを疑うという統計学的姿勢を身に着けるべきだと教えられました。

落ち着いて考えれば、傘を買った後、普通に雨が降ることよりも、せっかく買ったのに雨が降らなかったほうが、「くっそ~。損した!」という感情とともに記憶に刻み込まれるはずです。

そもそも、数値に不公平な前提がある中でのトリックは、世の中のいたるところにあることを思い知らされました。

そのような、思考を理系人間だけの専売特許にしておくには本当にもったいないことだと思いました。