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「邪悪になるな」の重要性

2011年3月14日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん,こんにちは。

東日本大震災を何とか乗り越えようと日本国民一人ひとりがそれぞれ努力されていることと思います。

被害にあわれた方、今実際に救助を待っている方、におかれましてはどうか希望を持ちつづけていただきたいと思っております。

こんな状態だからこそ、強く感じることがあります。

グーグルは世界でもっとも利益率の高い企業のひとつでありますが企業理念として「邪悪になるな」というものがあります。

これは、私もグーグル研究の書籍を読んで知ったことです。

そのときは実感としてそれが何を意味しているのかを心底理解はしておりませんでした。

しかし、その後、「china syndrome」というアメリカの原子力発電所の事故を取り上げた映画を見たときに企業が組織として「邪悪になるな」という理念を持っているかどうかでその企業が作り出す結果がまったく変わってくることを理解しました。

偶然ですが、その映画の中で取り上げられた事故の事象がまさに、今回の東日本大震災での福島原子力発電所での事象と酷似していたのに驚きました。

また、このような事故がおきると、やはり社会的な役割を果たす事業は営利団体である企業ではなく、公的機関が担うべきだという主張が出てきますが、決してそんなことはないと思います。

組織の形ではなく、その組織のトップ、および構成員たちに「邪悪になるな」という考えが浸透しているか否かが重要なのだと思います。

今のところ、消防、自衛隊をはじめこの震災への対応にかかわっている組織はその考えが浸透しており、非常に高い評価をされるべき動きをされていると思います。

本当に日本人は危機に対しての対応能力が高い国民だと思い知らされました。

この国家的危機を乗り越えるために「邪悪になるな」の理念の下、私たちも何ができるのかを考えて協力できることをやっていこうと思います。

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