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ことの本質は、、、

2012年3月4日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

グーグルが2012年3月1日をもって、あらゆるサービスの個人情報を統一するという話が話題になっていますね。

情報を統一することによって、たとえばグーグルの検索で「ゴルフ ドライバー」というようなキーワード検索をしたら、次にたまたまYOUTUBEを開いたとたん、石川遼君のドライバーの打ち方に関するビデオが「あなたに見せたい動画」として案内されるということが、いろいろなことで起こってくるようです。

ユーザーにも、そしてグーグルの本音であろう広告主にとってもすごく便利になるなるということです。

私自身は、基本的にオープンな性格なので(メールもケータイも財布の中もすべて女房に見える化されているぐらいですから)逆に、便利になるんだったらいいんじゃない?という感じに捉えていました。

しかし、よく情報を集めてみると、ことはそう単純ではなさそうです!

今回の統合で、グーグルがもつサービス、そして今後グーグルが開発したり、買収したりするサービスすべてのユーザーの利用状況に関する情報が私たち個人と紐付けされるということになるのです。

たとえば、グーグルカレンダーにより私たちの過去と未来の予定を限りなく具体的に把握したり、いままで、ログアウト状態で使っていたYOUTUBEでどんな「いかがわしい」映像を見たのかなども当然把握しようと思えばできるのです。

ずっと前のブログでグーグルの「邪悪になるな」というコンセプトをご紹介したことがあります。

グーグルの運営上で、社員が今行っていることが、社会にとっていいことだと思えないことは儲かっても行わないというポリシーです。

このようなことが将来起こることを見越して、「邪悪になるな」というポリシーをあらかじめ設定していたのでしょうか。

ただ、この問題の本質はグーグルが「邪悪」ではなくても問題となりうることであるようです。

グーグルは私企業で、そしてアメリカの企業です。

ブッシュ大統領時代の9.11のあとアメリカが行った法律を変えてでも敵と戦うという姿勢を世界は強く覚えています。

そのアメリカがいざというとき、法律によって合法的にこのグーグルという私企業に対して全てのデータの提出を要求したらどうなるのか?

通常であれば、アメリカが国家として、その様な情報を国民はもとより世界の人々から要求することはどんなことをしても無理なはずで、あってはならないことだとは簡単にわかります。

でも、今回のことで、それをグーグルが「邪悪」にならなくても、実際に起こってしまうことが考えられるということのようです。

ことは、うちの女房の恐ろしさとは比較にならないことのようです・・・

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