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囚われない生き方

2016年11月11日 CATEGORY - 代表ブログ

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皆さん、こんにちは。

前回の記事「グローバル人材の確保」にて、「グローバル人材の確保」という概念が「囲い込み」という従来の考え方にそぐわず、オープンな姿勢によるブランドづくりにて実現すべきものだという考えをご紹介しました。

今回の記事は、先日たまたま読んだホリエモンの「お金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?」という本の中に流れる考え方が、まさにこのオープンな姿勢、つまり「囚われない生き方」に共通する部分を強く感じましたのでこちらをご紹介したいと思います。

この本は、ホリエモンがまだ塀の中にいらっしゃったころ、遠隔操作で発行していた「ビジネスモデル教えちゃいます塾」というウェブサイトにおける彼と購読者のやりとりと彼のことをよく理解している親しい友人の解説をあわせて書籍にまとめたものです。

それを読んで強く感じられることは、彼が「囚われない生き方」をしているということです。(刑務所の中から、自分の価値を提供してお金にするなんて「囚われない生き方」以外の何物でもないでしょう。)

それを、彼の友人の一人である夏野剛氏は次のように表現されていました。

「彼はビジネスの仕組みを明快に理解しています。でも業界の慣習とか、不合理な構図には全く理解を示さない。ある大きなビジネスがあったとして、シンプルに儲かるはずなのに、それが何かの理由で阻害されているとしたら、平気で『おかしい』と指摘できる。それは『空気が読めない』ということではなく、ビジネスの健全な構造を理解しているからです。10人でできる仕事を100人かけてやっていたり、1000円で済むコストに10000円費やしていたり。世の中の仕事の大半はそんなのばかりですけど。それに対して堂々と『ヘンだ!』と言える賢い人。」

また、もう一人彼の東大時代の恩師である船曳建夫氏は、次のように言っています。

「彼は合理的だから、恐怖感がない。唯一『死ぬのが怖い』と言っているけれど、嘘ではないでしょう。民事裁判で208億円の支払いを命じられた時、一緒に食事をしたけれど、『全然平気です。』とケロッとしていた。死ぬわけじゃないんだからと。財産を失うことを全く恐れていない。高所恐怖症の逆というか、高いところに行っても舞い上がらないから、急に低いところに来ても動じない。それが彼の稀代なところです。実に合理的ですね。」

どちらにも共通して言えることは、彼が「合理的」であるということ。すなわち、1+1=2にしかならないことを、頑なに信じることができる強さを持っているということです。

特に、船曳氏の「高いところに行っても舞い上がらないから、急に低いところに来ても動じない。」というところなどは、まさに自分の足で立ち、自分の好きなことで世の中に価値をもたらすことをやっていくことしか考えていなければ、フラストレーションも怖いモノも何もない、まさに「囚われない生き方」の重要性をうまく表現しているなと思いました。

ですが、先日のアメリカ大統領選挙やイギリスのEU脱退の国民投票の結果を見ていると、どうしても、世界はその逆の方向へ向かってしまっているような気がしてなりません。

「今あるパイをどれだけ自分たちだけで配分するか」

つまり、既得権益を何とか維持しようと、新しく生まれた勢力が認められることに抵抗するということです。

経済が厳しくなってくると必ず、このようなブロック経済的な考え方が出てきてしまいます。その狭い範囲の中で行き詰まり、隣のパイを取りに行きたくなって、その行きつく先は、戦争。

そんな歴史を私たちは見てきたはずです。

「今あるパイが小さければ、それを大きくしてくれる人が誰であれそれを歓迎する」

ある仕事を自分がやるよりよほど上手に安くやってくれる人がいるなら、それはその人にやってもらって、自分がもっと価値を出せる仕事を作り出すことで世の中が今より良くなることにワクワクするということです。

この姿勢をとることができる「囚われない生き方」をどんな状況になっても選択できる自分でありたいと思いました。

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