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夢をかなえるゾウ

2017年1月15日 CATEGORY - 代表ブログ

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皆さん、こんにちは。

2007年ですから、かなり前になりますが、「夢をかなえるゾウ」という本が大ヒットしまして、その後小栗旬さん主演でドラマ化もされたので記憶に残っている方も多いかと思います。

この本、だいぶ前に購入してあったのですが、先日、たまたま積読状態の中から「救出」し、読んでみましたが、想像以上に深いものでしたのでご紹介します。

あらすじはざっとこんな感じです。

「主人公は「人生を変えよう」と思っているけど、何も変えられない普通のサラリーマン。そこへある日突然、ガネーシャというゾウの姿をしたヒンドゥー教の神様が現れ、主人公の家にニートとして住みつき、ゲームをしては寝るだけの怠惰極まりない生活を始めます。しかしガネーシャは自信満々にこう言います。「今からワシが出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する――」。主人公とガネーシャの漫才のような掛けで、「成功するためにはどうしたらいいか?」「そもそも成功とは?」という自己啓発書のメインテーマを説いていきます。」

成功するための「習慣」の大切さを物語の形で分かりやすく説明してくれていて、説明本の形としては、「なるほどこの手があったか」と関心しました。また、本書の著者が、私とほぼ同年齢で、この物語を書いた2007年と言えば、30歳そこそこでだったということにも正直驚きました。

本書では、成功するための一つ一つの小さな「習慣」を教え諭し、身に付けさせていく構成になっており、その中でいかに我々普通の人間が成功することから遠ざかるような生き方をしてしまっているかということを再認識させられます。

実は、その一つ一つの「習慣」については、それが成功するためには良いことだということを私たちも知識として持っているのです。

例えば、「靴を磨く」「食事を腹八分に抑える」「トイレを掃除する」「明日の準備をする」「お参りに行く」「人の成功をサポートする」。

ですが、これらを一度や二度は実行できてもそれを「習慣」にすることはなかなかできることではありません。

そもそも「習慣」という言葉の中には、「継続」という概念が前提となっているという意味で、「普通」の人間には難しいものだということに気づかされます。

本書の中でガネーシャは、これらの「習慣」を身に付けるためには、その習慣を使用して実行すること、つまり多くの人にとっての「仕事」が、自分にとって好きなことでなければならないと言います。

ですから、仕事を探すということは、自分の好きなことを探すことであるという認識が必要ということです。

このことに気が付けるかどうかが、普通の人と成功する人とを分けることになります。

そのことは、通常、学校では教えてくれません。

それはやはり、その人が「ガネーシャ」に出会えるかどうかだということだと思います。ただ、それは本書の物語のように、ガネーシャがガネーシャの形として表れてくれ、一通りの「秘訣」を教えてくれるわけではないでしょう。

そうではなくて、自分の人生におけるすべての出会いの中から、自分が意識して何人もの「ガネーシャ」を見つけ出し、自分が変わるチャンスを得る姿勢が重要ではないかと思いました。

そして、最終的には、ガネーシャから独立して、自分で考えて行動していける自分にたどり着くことがこの世の中で私たち人間が成功するために必要なことなのだということを教えてくれています。

 

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