おすすめ書籍紹介

英会話不要論 #82

2014年10月21日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

英会話不要論

 

 

 

 

 

 

 

 

【書籍名】 英会話不要論

【著者】  行方 昭夫

【出版社】 文春新書

【価格】  ¥700 + 税

【購入】    こちら

鳥飼教授、大津教授、斎藤兆史教授等、この書籍紹介ブログでご紹介した多くの先生たちの「日本の英語教育は決して間違っていない。」という大切なメッセージをダイジェスト的にまとめられている本です。

私も毎回のことですが、この考え方は正しく、日本の英語教育が間違った認識のもとに、オーラル重視、文法・語彙野啓志の方向に改悪されてしまっていることに警鐘を鳴らしてきました。

しかしです。

この本が彼らの議論の素晴らしいダイジェスト版としてまとめ上げられているからこそ、「もう一歩足りない」ことを残念に思わざるを得ません。

その「もう一歩足りない」ものとは、従来の日本の英語教育の基本を堅持した上で、それによって確立された英語の知識を活性化することで「使える英語」に変える仕組みを学校教育において実現するアイデアです。

このことさえできれば日本国民の多くが著者らの主張する本来あるべき英語教育をあるべき形で素直に受け入れられるようになると思うからです。

私がいつも言っている「無駄であるけど無駄でない」日本の英語教育は、ほとんどの人にとっては結局「無駄である」わけです。この問題の実質的な部分を解決しなければ、いくら本質的に正しいことでも、多くの人を納得させることはできません。