英語公用語化の何が問題か #18
2014年5月10日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介
【書籍名】 英語公用語化の何が問題か
【著者】 鳥飼玖美子
【出版社】 角川書店
【価格】 ¥765(税込み)
【購入】 こちら
本書は、楽天やユニクロの社長の採用した「英語社内公用語化」に対して厳しく批判しています。
その論拠として、「日本企業」として、社員の多くが日本人であり、時々必要となる英語という道具を、日本人社員間のコミュニケーションという日常にまで適用するというアクションはあまりに非効率的であるし、日本人のアイデンティティの保持においても望ましくないというものです。
この点について、私は鳥飼先生の意見に私はほぼ100%賛同できます。
というのも、本書には英語教育に関する見方については全く持って正論が書かれているので反論のしようがないのです。
今、多くの企業が、本書で指摘されているように英語に対してヒステリックと思えるような対応をすることで大きな損失につながっているとさえ思えます。
この正論を日本の企業社会が一度真正面から受け止め、問い直すべきだと思います。
ただ、私は楽天やユニクロといった個別企業の戦略としては別個の見方をしておりますので、
をご覧いただければと思います。
文責:代表 秋山昌広