おすすめ書籍紹介

THE21 201502月号 #97

2015年1月19日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

THE21

 

 

 

 

 

 

 

 

【書籍名】    THE21 201502月号

【著者】   株式会社PHP研究所

【出版社】  株式会社PHP研究所

【価格】  ¥524 + 税

【購入】    こちら

前回、東洋経済 20151/10号をご紹介する中で、最近の雑誌、特にビジネス系雑誌において英語が取り上げられる記事において「『なんでもかんでもTOEIC主義』が薄れつつある」という指摘をしました。

それを裏付けるかのように、本誌においてもその色がより色濃く出ています。

本誌では、英語を使うのが苦手だと思っている日本人に対して、「使える英語」の基本は「中学三年分の文法と語彙」であり、これさえあれば、カタカナ発音だろうが何だろうがとにかく話すこと(使うこと)が重要であることを訴えています。

本当にそれだけで、日本人の英語苦手意識問題は解決されるのです(と私も同じように考えています)が、そこで重要となってくるのが、「話す(使う)場所(機会)」をどう確保するのかということです。

このことに関していろいろな方の例を用いて紹介しています。

特に、インターネット証券という新業態を切り開いたベンチャー起業家であり、米国などでも事業を展開するマネックス証券の松本社長が、以下のようにおっしゃっているのは多くの日本人に勇気を与えてくれると思います。

「中学生レベルの英語でも使えば世界はどんどん広がる。(中略)社員にも壁を破ってもらおうと、昨年『カタカナ英語ナイト』という社内イベントを6回ほど行いました。カタカナ英語しかできない日本人社員が集まりカタカナ英語だけで会話をするという飲み会です。面白いもので『カタカナ英語』と限定するとみんながどんどん話すようになります。最初は、I want to drink more wine!などとたどたどしく言っていた人間がいつの間にか立派に英語で仕事の話をしたり、クダをまくようになる(笑)。こうやって話をしていると、自分で思っているよりもボキャブラリーがあり、話せることに気が付くのです。」

この取り組みは非常に素晴らしいと思いました。私たちLVも「日本語絶対禁止」というルールを徹底するためには2年ほどかかりました。それくらい、日本人の英語苦手意識には、本当の実力とは関係ないこの「恥ずかしさ」という心理ファクターが大きく影響しているということです。

逆に、この「恥ずかしさ」さえ外してしまえば、かなりの割合の日本人は、「英語が話せる」ということが分かります。あとは、自分の置かれた状況に応じて自分に足りないものを前に進みながら取り込んでいけばよいということが分かってくるのです。

このことが、「話す(使う)場所(機会)」を確保することの価値だと思います。