日本人と英語

プーチンとトランプの名前にまつわる意外な関係

2025年3月17日 CATEGORY - 日本人と英語

書籍紹介ブログにてご紹介した「英語は語源×世界史を知ると面白い」からテーマをいただいて書いてきましたが、第五回目の今回が最終回です。

最終回のテーマは「プーチン」と「トランプ」両大統領の名前にまつわる意外な関係です。

以下、該当部分を要約引用します。

「ヴァレンシアオレンジのvalenciaは『砦』や『要塞』の意味で語源はラテン語で『力』を表すvalentiaに由来し、印欧祖語で『強い』という意味のwalにさかのぼることができる。valやvailは『価値』や『力』の意味で、valueやvalidなども同系語だ。その他、ロシアのプーチン大統領のファーストネームの『ウラジーミル(Vladimir)』はスラブ語の『vlasti(力=支配)+miru(平和)』から『平和な世界の支配者』を意味する。さらに、名前の語尾につく『支配者』の意味のardやordも同じ語源。だから、『ドナルド(Donald)』は『世界の支配者』、『アーノルド(Arnold)』は『鷲の力を持った支配者』に由来する。」

valがwalにさかのぼることができるというのはそれほど違和感なく受け入れられそうですが、naldやnoldがwalにさかのぼるのはかなり無理があるように思ってしまうのですが、語源というのはそう単純なものではないのでしょうね。

とは言え、世界を混乱と恐怖に陥れているこの二人の大統領のファーストネームが「世界の支配者」という点で一致していることに驚かされます。

What a coincidence in the world!

そして、おそらく世界で最もそこから遠いと思われているであろうプーチン大統領のファーストネームの頭に「平和な」という意味が付いているなどということはほとんどブラックジョークにしか思えませんでした。

And what a contradiction in the universe!

 

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