
文法は解くものでなく文を作るためのもの
2026年5月29日 CATEGORY - 日本人と英語

書籍紹介ブログでご紹介した「英語の新しい勉強法」からテーマをいただいて書いていますが、第五回目の今回が最終回です。
最終回のテーマは「文法学習についての認識」です。
当然ですが、著者も「大人の英語学習」には文法力は絶対に必要だというお立場を表明されています(ここが違っていたら私は絶対にこのブログで紹介したりしません!)。
その上で、日本人の英語学習者が持ちがちの間違った英文法に対する「思い込み」について次のように指摘されています。
「『文法学習とは、ルールの丸暗記や問題集を解き続けることだ』これは学生時代に必要だった受験勉強やテストのための勉強の影響かもしれません。文法=暗記と考えてしまい、問題集にある『4択問題』や『整序問題』などをたくさん解きまくる。もちろん、基本の確認として文法問題は役に立ちます。知識として、何が分かっていて何が分かっていないかがよく分かりますから。ただ、問題集である程度の文法知識を付けた後は、次に『使ってみること』が大切です。つまり、文法学習とは、暗記や問題集を解くことで終わりではなく、むしろ本質はその後、『使って、修正して』までが文法学習なのです。」
当然にして当然、当たり前すぎる指摘ではあるのですが、それでもなお私も声を大にしてお伝えしたい大切なことです。
というのも、私が主宰する中学・高校の文法を4泊5日でマスターさせる「文法講座」ですが、「国内留学」に参加されるために必要な「文法を理解して、時間はかかっても文を作ることができる力」がない方にまずは受講していただく講座となっています。
ただ、お問い合わせの際に、「文が作れるかどうかは自信がないが文法は分かっている私はどうしたらいいですか?」という質問をされることが良くありますが、このような質問をしているということは、著者の指摘される英文法に対する間違った「思い込み」をされていると判断せざるを得ません。
学校教育における文法指導がどうしてもこの「問題集にある『4択問題』や『整序問題』など解かせる」というところで終わってしまって、それをもとに何でも表現ができる「英作文指導」までは行きつかなかったケースがほとんどなのです。
ランゲッジ・ヴィレッジの国内留学は、時間はかかってしまうため会話をスムーズに行うことができない方が、英語オンリーの環境に身をおくことによって、その英作文能力を会話で許容されるスピードに近づけることを目的としています。
ですから、国内留学に参加するためには、あくまでも「文法を理解して、時間はかかっても文を作ることができる力」が絶対に必要であるため、文法講座は4泊5日で「文法を理解・記憶してそれを時間さえかければどんなことでも自分が言いたいことを文にできる力」ところまで確実に身につけさせることをお約束しているのです。
このことは、先ほどの質問をされる方には非常に丁寧にそしてしつこくご説明申し上げることにしています。
また、著者は私のこの主張を見事にフォローする次の言葉を述べられています。
「英語を話すためには文法はそこまで要らないのでは?のような声が聞こえますが、英語がどこまでうまくなるかの上限は、結局その人が持つ文法力で決まります。」
全くその通りであり、それ以上でもそれ以下でもありません。









