
日本人が見習うべき英語⑱:ジェンスン・ファン 編
2026年7月22日 CATEGORY - 日本人と英語

シリーズ「日本人が見習うべき英語」において、前回はチベット仏教の法王ダライ・ラマ14世の英語でしたが、第18回目は、NVIDIAのCEO ジェンスン・ファン氏の英語を取り上げます。
ジェンスン・ファン氏は、今ではもはや説明不要の世界で最も勢いのある企業の一つであるNVIDIAの創業者にして設立時からCEOを務める台湾系アメリカ人です。
1963年、台湾の台南市で生まれ、5歳で家族でタイに移住し、9歳の時に親元を離れ、親戚のいるワシントン州タコマに兄ともに生活し、1984年にオレゴン大学で電気工学の学位を、そして1992年にスタンフォード大学で同じく電気工学の取得した後、マイクロプロセッサ―の設計に携わり、1993年にNVIDIAを設立し現在に至っています。
私はこのプロフィールを確認するまで、ジェンスン・ファン氏は台湾系アメリカ人二世だと思っていましたが、なんとアメリカの地を踏まれたのは9歳ということで、彼の第一言語は中国語(台湾語)で、英語は自ら学習して身につけた第二言語だったことを初めて知りました。
以下に、すでに本シリーズに登場済みのソフトバンクの孫正義氏と英語で対談するジェンスン・ファン氏の動画を確認していただきます。
この動画で見た限り、彼の英語は一度母語を身につけてしまった後から学習して身につけたものとしては非常にレベルが高く、かつ非常に分かりやすい完ぺきなネイティブイングリッシュに聞こえます。
試みに、彼の第一言語としての中国語の動画も併せて見てみましょう。
この中国語の動画と見比べると、明らかに彼の思考の基礎としては英語の方が優位に立っているようです。
これは、9歳という年齢で母国語よりも第二言語の方を普段使うようになってしまうと、思考の基礎としての言語の切り替えがかなりドラスティックに起こってしまうことの証明でもあります。
今回は、日本人が見習うべき英語としてはかなりハードルが高い事例となりましたが、このことを確認することができたことによって、非常に価値の高いものになったように思います。









