日本人と英語

自然な英語かどうかのネットでの確認方法(Twitter編)

2021年2月28日 CATEGORY - 日本人と英語

書籍紹介ブログにてご紹介した「英語日記BOY」からテーマをいただいて書いていますが、第二回目の今回のテーマは「Twitterの活用」についてです。

前回の記事で、著者の方法がその切り取った生活の日本語を「オンライン英会話」を活用して、安くそして簡単に「生の英語」に変換するという技を組み込んでいる点が秀逸だと書きました。

オンライン英会話が今のように一般的になるまでは、日本に居ながらにしてネイティブに限らず自然な英語を使うことができるほどの人材を自分自身のためだけに独り占めするようなことは、よほどの出費を覚悟しなければできないことでした。

それが、毎日1時間独り占めしたとしてもひと月に一万円程度で可能となるというのは本当に夢のような話で、そのメリットを最大限活用して、自分自身の「日記」の中の日本語を生きた英語に変換する学習方法は素晴らしく合理的な方法だと思います。

ですが、人間はわがままなもので、その小さなコストを払いたくないとか、もっと手軽にそれに近い効用を得たいという欲が出てくるものです。

そんなわがままに対しても本書はかなり有効な方法を提案してくれています。

それが、「Twitter 検索」です。

インターネットには膨大な文章の蓄積があり、英語ネイティブが作成したありとあらゆる文章が転がっているため、それらの蓄積と自分が作った英語を照合して、その自然さを確認しようというものですが、実は私は「Google 検索」を使ってそれを行ってきました。

ですが、実際に使ってみると「Google 検索」でヒットする文章というのはあくまでも「書き言葉」が中心となっているため、「しゃべり言葉」としての用法がヒットしにくいように感じていました。

本書で紹介されている「Twitter 検索」は考えてみれば、ほとんど「しゃべり言葉」を文章化したものであり、「Google 検索」に比べてその目的を果たせる可能性が高いはずです。

実際に、前回の記事のタイトルである「いつか言いそうな英語」というフレーズで確かめてみました。

まず、私はこのフレーズを「English phrases that I am likely to say sometime」と自力で英語にしました。

こちらを全部入れるとさすがに検索不能になってしまいましたので、「I am likely to say 」と「I say English phrases」に分けてそれぞれ検索しました。

すると、まずは「I am likely to say 」の結果に、

というのがありました。続いて、「say phrases」を検索してみましたが、結果になかなかこのsayとphrasesの組み合わせが現れてきませんでした。

そこで、「use phrases」に変えて検索していると結果に、

というものが出てきましたので、phrasesにはsay よりもuseの方が自然な組み合わせのようだと判断しました。

ですから、英語ネイティブに実際に聞かずとも、「English phrases that I am likely to use sometime」を前回の記事のタイトルの英語訳とするという結論を導き出すことができました。

このように、少なくとも私たち日本人がネイティブがそばにいない時に、ニュアンスも含めて英文をチェックする必要がある場合には結構有効な手段であると思います。

 

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