日本人と英語

英語学習は短期集中に限る

2018年5月13日 CATEGORY - 日本人と英語

前々回、前回に引き続き「科学的に正しい英語勉強法」からテーマをいただきますが、今回は「短期集中」の英語教育への効果についてです。

著者は次のような指摘を本書でされています。

「毎日コツコツ、少しずつというやり方は効率の悪い外国語学習法であることが分かっています。ケンブリッジ大学が語学と学習時間について行った調査では、次の三つを比較し、どれが一番効果的かを調べています。1.普通のペースで行われる語学授業 2.三十日の短期で詰め込む集中型授業 3.海外留学 結果、最も効果があったのは短期集中型の授業でした。言葉を流暢に発することだけに関しては、さすがに海外留学が一番効果的だったものの、その他の面では短期集中型の授業の方が効果があったのです。」

ランゲッジ・ヴィレッジでは、英語でも中国語でも短期集中にこだわってきました。

まずは英語に関してですが、どんなレベルの人でも英語で最低限の仕事ができるようにさせるための必要受講パターンを以下のように定めています。

①英語知識がゼロの方に対して

文法講座【快速コース】(5泊)+国内留学(14泊)⇒合計19泊

②かつて中学レベルの知識はマスターしたけれどすっかり忘れてしまった方に対して

文法講座【超特急コース】(2泊)+国内留学(14泊)⇒合計16泊

続きまして中国語に関して、こちらは英語とは異なり、対象を完全に中国語知識ゼロの方に限定しています。その上で、

中国語超特急】2週間コース(5泊×2)⇒合計10泊

のみを提供しています。

先ほどのケンブリッジ大の実験に使われた「短期集中授業」が30日ということでしたが、ランゲッジ・ヴィレッジは手前みそになりますが、これ以上ないほど密度を高めることによって三十日よりもかなり短く目標に達成できるのだと自負しています。

いずれにしても、それではなぜコツコツより短期集中の方がよいのでしょうか。

それは、人間は目標達成をイメージできる「地図」を与えられるとモチベーションが高まること、そしてその高められたモチベーションは長期間は続かないことという二つの理由からだと思います。

ランゲッジ・ヴィレッジでは、知識がない人にまず、「文法」を提供します。そして、その受講期間は2泊か5泊という超短期間で完璧にします。

まさにこれが「地図」を与える行為で、それによって「言語を話す」ことの全体像を明らかにした後、その地図を使って、ものすごく密度の濃い「話す」体験を集中力がもつぎりぎりの期間内で提供するのです。

コツコツ学習は一見、まじめで理想的に聞こえますが、著者が提示されたケンブリッジ大学の実験の結果を見るまでもなく、こと語学学習にとっては向かないということを、ランゲッジ・ヴィレッジは設立当初から理解しており、確信をもって「短期集中型」語学学習を提供し続けてきたのです。

著者によるこの事実の例示は、まさにランゲッジ・ヴィレッジの取り組みへの非常に大きな援護射撃だと感じています。

 

 

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