日本人と英語

英語力を「まもる」方法

2019年12月1日 CATEGORY - 日本人と英語

書籍紹介ブログにてご紹介した「私たちはいかに英語を失うか」からテーマをいただいて書いていますが、第二回目のテーマは、「英語力を「まもる」方法」についてです。

書籍紹介ブログにおいて指摘した通り、日本人の通常の生活においては「英語環境」が存在しないため、一度「つくる」英語学習によって「英語ができる」ようになったとしても、何もしない時間が続けば、その人の英語は再び「できない」状態になってしまいます。

それにあがなうための「まもる」英語学習ですが、それはその繰り返しなのでそのことについて「無間地獄」という非常に厳しい表現をしました。

確かに維持し続けようと思ったら永遠に「繰り返し」が必要なことです。

しかし、私は自分自身の経験からも、それはただの繰り返しではないと思っています。

というのも、一度あるレベル(特に「英語ができる」という自信を持てるレベル)にまで達した人にとっては、たとえ何もしない時間が続き、表面上「英語ができない」状態に戻ってしまったとしても、もう一度「英語環境」に身を置くなどしてそのレベルに戻すには、当初必要となった時間とは比べ物にならないほど短時間で戻すことができるという自信のようなものをなんとなく持っていました。

この「なんとなく」の自信を「確信」に変えてくれたのが、前回の記事「英語を忘れるとはどういうことか」でご紹介した「忘れること」の本質的理解でした。

このことさえ知っておけば、一度「英語ができる」状態になった人が、「まもる」英語学習を常に確実に続けなければ、「つくる」英語学習の努力がすべて無駄になってしまうという強迫観念に駆られて、無間地獄にハマることもなくなると思うのです。

通常は、「まもる」英語学習を行える範囲で行い、例え行えなくとも過度に自分を責める必要はありません。そして、自分は必要性が生じた場合に、「英語環境」さえあれば、そのレベルにいつでも短期間で戻ることができるという心持でいればいいのです。

冒頭のコップの水のように。

そのためには、日本の社会が必要となったらすぐに「英語環境」を手に入れることができる状況になる必要があります。

私たちはそのお手伝いをするために、日々精進したいと思っています。

 

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