日本人と英語

自然な英語かどうかのネットでの確認方法(Google編)

2021年5月9日 CATEGORY - 日本人と英語

書籍紹介ブログにてご紹介した「英語の読み方」からテーマをいただいて書いていますが、第四回目のテーマは二度目の「ネットで自然な英語かどうかの確認方法」です。

二度目というからには一度目があるわけで、以前に「自然な英語かどうかのネットでの確認方法(twitter編)」としてご紹介しています。

それは、「引用符(”quotation marks”)を使ったGoogle検索」です。

実は一度目の記事の中でも「Google検索」については触れていましたが、あくまでも「話し言葉」としての「自然さ」を判定するためには「ツイッター検索」のほうが優れているという文脈でご紹介していました。

今回は「読む」ことに注目しているということと、「Google検索」について深堀することを意図して本書より該当部分を以下に引用します。

「文法的には間違っていない自信はあるが、実際にそのような言い方をするのか、自然な言い方なのかどうかが判断できないというのが中級者が抱えがちな悩みです。こんな時に使える方法です。引用符で囲った複数の単語がその語順の通りに用いられているものが検索対象となるため、その表現がよく使われるものならば、相応に多数の検索結果がヒットします。上位に出てきたものを確認すれば、どういう言い回しとともに、どういう文脈で使われているかの勉強にもなるでしょう。逆にヒットしたものがあっても、絶対数が明らかに見劣りする場合は自然な表現ではない可能性が高いです。」

実際にやってみました。

「get married with」

これは、私が学生時代には「get married to」が正しい(with を使用するのは例えば with my sonなど『子連れで』という意味で使用する)と言われていましたが、私はアメリカ留学時代から今まで多くのネイティブが結婚する相手を表現するのに「with」の方を使用していることに気づいていました。

検索結果は約275万件とあり、十分に使用されていることが分かります。

そして、しっかり検索結果を見てみると、本来は「get married to」が本来は正しいことが指摘されつつも、特にアメリカでは「with」が普通に使われつつあるという事実も紹介されています。

また、例えば「get married to」という表現の存在を知らない場合、「with」とは異なる単語を使うことができるのかを知りたい場合について以下のような指摘がありました。

「この語の組み合わせのうち一部を変数として検索する方法があります。そのやり方は、変化してもよい部分にアスタリスク(*)を入れ検索するという方法です。こうするとアスタリスク(*)の部分に様々な語句が入った文字列がヒットします。」

具体的に「get married * him」でやってみましたら、「get married to him」よりも「get married with him」の方が上位に出てきていました。

また、英語表現の信頼性からイギリスやアメリカのサイトに限定して探したいという要望にも「Google検索」は応えてくれます。

具体的には、その後に「site:uk」や「site: us」をつけることで可能となります。

英会話学校の経営者としては少々複雑ですが、本当に先生要らずの素晴らしい世の中になりつつありますね。

 

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