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中3英文法を血肉にする合宿【快速5泊コース】の様子

2019年6月17日 CATEGORY - ブログ, 広報ブログ

2017年11月に中3英文法を血肉にする合宿【快速5泊コース】を新設しました。

従来の【超特急2泊コース】のみの運用では、どうしても完全にすべても参加者に結果を出していただくことができなかったからです。

具体的には、2泊コースの参加者の約15%は「やる気」があったとしても所定の目的、すなわち中学3年分の文法を完璧に理解して、それをコミュニケーションにつなげる基礎的前提を確保するという目的を達成できない現実がありました。

その理由は、15%の方々は本当の意味で「英語知識がほぼゼロ」だったことです。

しかしこれでは、目標達成した人には英語知識があったということになり、そもそも2泊コースであっても「知識ほぼゼロ」を対象としていたはずで、話が違うのではないかというクレームが上がってきそうです。

ですので、ここをしっかり説明させてください。

通常、日本では義務教育で3年、高等学校の進学率はほぼ9割を超えていますので合計6年以上、場合によっては大学まで英語教育をうけます。

すなわち、日本において言われる「自分は英語知識がゼロだ」というのは、ある程度真剣に高校・大学受験を経験されている方であれば「(かつて学習したけど)忘れてしまっている」状態だと言っているのにすぎないわけです。

ですから、この状態の方には、すでに学習した英文法を「思い出させる」ことと、そのようになる「理由」を添えて解説することで記憶に定着させること、そしてそれを活用してコミュニケーションにつなげるトレーニングを行うことで2泊という限られた期間で目標達成させることが可能だったということです。

ですが、「本当の意味」で英語知識がほぼゼロの方(具体的には真剣に受験勉強をした経験がない方、もしくは中学1年在学中で、英文法の学習自体が1年未満の方)には、2泊という期間での達成は難しいということが分かってきました。

この度開設した【快速5泊コース】は、2泊コースでは確保することができなかったその日に習った文法項目を記憶に定着させる復習時間を確保することと、文法をコミュニケーションにつなげるために最低限必要な単語を覚えるトレーニングを追加することによって、この15%の方々に対しても有効な対策を提示することができるようになりました。

これによって、【超特急2泊コース】の成功率が平均して80%程度であったものが、【快速5泊コース】では、95%という実績を維持しています。(5%については、超特急5泊コースのところで説明しましたが、そもそもやる気のない人がそれにあたります。当然ですが、やる気のない方とっては時間に余裕があってもダメなものはダメです。)

【超特急2泊コース】と同様、具体的な内容について見ていきたいと思いますが、超特急2泊コースの内容と異なる部分を明確にしながら見ていくことにします。

【⓪ 超基礎単語の確認テスト】

毎日130~150個程度の超基礎単語のリストを配布しますので、夕食後の時間を活用して暗記を行っていただきます。毎朝最初の時間に、テストを行います。ここに出てくる単語については、どれをとっても英語を話すためには一つも落とすことができない超基礎単語となっていますので確実に覚えるようにしてください。

【①~⑤は超特急2泊コースと同様】

ビデオの視聴

質問(疑問点解消)

作文作成

作文解答解説

 を当日講座回数分繰り返し

【⑥まとめテスト実施】

⑦ まとめテスト解答解説】

こちらについては、超特急2泊コースでは2回しか行いませんが、快速5泊コースでは全10回行います。

⑧ 当日までのすべての項目の整理・記憶および単語の暗記のための時間

以上の流れの中には大きく4点、超特急2泊コースとの違いがあります。

まず一点は、一日に消化する講座数が半分以下と少ないことです。これによって、より③の作文作成に時間をかけられるようになります。具体的には、【超特急2泊コース】では1問1分という時間制限を厳密に適用しましたが、【快速5泊コース】では基本的に全員が納得いくまで時間をとることができることです。

2点目は、⑦まとめてストが全10回となり【超特急2泊コース】に比べて5倍の理解確認のチャンスがあることです。

3点目は、【超特急2泊コース】では、朝から晩まですべて講義を行いますが、【快速5泊コース】では、夕飯後の時間は復習時間として確保してあります。そのため、この時間を利用して翌朝までにその日までに学んだことをもう一度整理して記憶の定着を図ることが可能となることです。この点がこの【快速5泊コース】の高い成功率の一番大きな要因と考えます。

そして最後の4点目は、単語に対するケアの時間を確保できることです。

ランゲッジ・ヴィレッジの文法講座の目的は、単に文法項目を暗記させることだけではありません。すべての文法項目を縦横無尽に活用して、自分の言いたいことを相手に伝えられるようになることを目的としています。

しかしながら、それを実現するためには文法ルールに乗せて意味を届けるための最低限の単語知識が不可欠となります。文法知識がほぼゼロと自己申告される方の中には、この最低限の単語知識についても不十分の方が多くいらっしゃることが分かっていますので、当講座ではそのためのケアもカリキュラム内で行うこととしています。

ただし、受講者の中には文法はダメでも、最低限の単語についてはすでにお持ちの方もいらっしゃいますので、その方々に対しては、中級レベルの単語リストも用意しておりますので臨機応変に対応が可能ですのでご安心ください。

このように、【超特急2泊コース】と【快速5泊コース】には明確な違いがあります。

参加を決定される際には、ご自身の時間の都合等で決めるのではなく、この本質的な違いをご自身で明確に把握した上で確信をもって選択していただきますようお願いいたします。

とはいえ、その前提として受講者に「やる気」があることは二つの講座の間で違いはありません。企業の研修担当者様および中高生の親御様におかれましては、ご本人の「理解」と「やる気」を事前の説明などによって醸成していただき、くれぐれもご本人の意志に反して参加を強制されることだけはお避けいただきますようお願いいたします。

【体験談・アンケート結果】

直近のお客様の声をプライバシーに抵触しない限りにおいてすべてノーカットで公表しています。

文法講座編

また、詳しく体験談をブログにて公開されている体験者の方がいらっしゃいます。ご本人にリンクのご了承いただきましたの是非ご覧ください。

https://ryo-san26.com/languagevillage/

開催日程については こちら をご確認ください。

超特急2泊コースの様子についてはこちらをご確認ください。