
「編集の神様」逝く
2024年8月22日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
本日(2024年8月22日)の読売新聞の記事で、編集工学研究所の創立者 松岡正剛氏が8/12に80歳で亡くなられたことを知りました。
また一つ、「知」の世界の巨星が落ちてしまいました。
松岡氏については、かつて彼の著作を「知の編集工学」「にほんとニッポン」と二つ紹介したことがありますが、多くの学問や文化領域を結びつけながら社会や世界の成り立ちを解き明かそうとする「編集工学」という考え方を作り出した方で、私も彼の著作を読んだことをきっかけに、その考え方に大いなる共感(なんておこがましい)というか憧れを持つに至り、記事の中で次のような感想を書きました。
「何年に一度出会えるかどうかといえるような、そういうレベルの一冊です。『編集』もっと言えばそもそもものを『考える』こととはどういうことかをかなりの深さで理解できる内容となっています。」
また、松岡氏は、このブログでご紹介したことのある「角川武蔵野ミュージアム」の館長も務められていました。
この施設のサイトを確認しましたら、8/15のブログ(館長通信)をご自身が更新されたばかりで、そのタイトルは「ときには三球三振してみる」。
まさに、人生の最後の最後までフルスウィングで自分のやるべきことをやられた方なんだと思いました。
心からご冥福をお祈りいたします。