中国の経済発展の行方
2007年10月13日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
最近では、地元の金融機関の主催する、中国関連の事業をされている経営者を中心とする中国研究の勉強会に参加させていただいております。
実際に、中国へ進出された方、それから現地で駐在されている方、そして中国進出のコンサルティングをされている方、はたまたすでに中国から撤退された方、さまざまな背景をもたれているかたがたの生の声を実際に聞け、なおかつこちらの率直な疑問をぶつけられる非常に有意義な勉強会ですので、できる限り出席させてもらっています。
そんな中で、現在の中国経済状況をその金融機関の上海駐在所の方が実感として感じることを述べてくださいました。
今の中国の経済の加熱は余りにも激しい、中国市場に上場されている株式はうなぎのぼりで、現在とどまるところを知らないそうです。
そして、実際に投資している投資家の方に、中国経済はこのままで大丈夫かとたずねると、かなりの割合で、【北京オリンピック、上海万博までは、中国政府がその威信にかけて、経済を支えるからそれまでは買いだ】ということを口にされるようです。
ということは逆に言うと、それ以降には日本のバブル崩壊の再現があるのかという心配をしてしまいます。
実際に、一年で倍になるような株式市場がまとものものであるわけがないので、絶対に崩壊すると考えておられる方も少なくないようです。
ただ、もうひとつの考え方として、中国というような天然資源、人的資源に恵まれた大国であり、また現在がインターネットによるグローバル経済全盛であり、そしてその中国が、改革開放政策をスタートさせてからずっと2桁成長をし続けているわけであり、いまだかつてこのような経済条件下での経済現象は誰も経験したことがない以上、案外「まとも」なのかもとする方もいないわけではないようです。
このような見解が分かれるわけですが、いずれにしても中国はいまだかつてない成長を遂げていることだけは確かです。
そのような国に対してこれからも熱い視線を送ることを忘れないようにしていきたいです。