
ドムドムの丸ごとカニバーガー
2024年10月16日 CATEGORY - 代表ブログ
先日ご紹介したホリエモンの「僕らとビジネスの話をしよう」の中で取り上げられていた商材を実際に確かめに東京(小平市)まで出かけてきました。
その商材とは、ドムドムバーガーの「丸ごとカニバーガー」です。
というのも、本書の中でドムドムバーガーの社長 藤崎忍氏が、ゲストインタビューイーとして登場され、ご自身の非常に興味深い半生を語るとともに、現在取り組まれているドムドムバーガーの再建での重要なキーとなる商品として取り上げられていたからです。
どんな半生か、以下に少しだけプロフィールをご紹介します。
「1966年東京都生まれ。 39歳の時に就職経験ゼロの専業主婦から渋谷109のアパレルショップ店長を務め、東京・新橋で2店舗の居酒屋を経営した後、2017年ドムドムフードサービスに入社。 2018年同企業の代表取締役社長に就任。」
このように、ご自身としても全く想定外な流れの中で現在のドムドムバーガー再建の中心人物となってしまった女性なのです。
その彼女の再建アクションをちょっとだけ見てみましょう。
「ドムドムハンバーガーの事業再建のために、特に力を入れたのが新商品の開発だ。2019年に発売された『丸ごと!!カニバーガー』は、カリッと揚げたソフトシェルクラブをそのままバンズに挟むという斬新なアイデアで、若者を中心にSNSなどで大きな反響を呼んだ。また、2023年も肉厚な『雪国まいたけ』を素揚げし、肉汁が溢れるビーフパティとてりやきソースに合わせた『今夜は まいたけバーガー』や、具材たっぷりの揚げ餃子に目玉焼きを合わせた『餃子バーガー 芳醇黒酢ソース』など、画期的な新商品を次々と発売してきた。斬新なコンセプトが印象的だが、藤崎が商品開発で注力していることは、見た目のインパクトよりも、ハンバーガーとしての“美味しさ”にあるといい、次のように語る。『味のクオリティが担保できていない商品は、いつか飽きられてしまうと思うんです。今の時代は、どこの飲食店に行っても美味しい料理を味わえます。だからこそ、美味しいことを前提に、どこまで“付加価値”を高められるかで勝負したい。美味しいのは当たり前のこと、そのうえで食べていただいたお客様に【こんな新商品を食べた!】とか【こんなハンバーガーがあるんだ!】と言っていただけるような商品を目指しています』」
ここまで言われているのを見て、とにかく実際にその「見た目インパクト」と「味のクオリティ」の両立を実感してみたいと思い、一番富士市から行きやすい場所として関東、そして出身大学の施設があり少しだけ土地勘のある「小平店」に行ってきました。
このお店は、そんなに大きくないイオンモールの中にあり、東京にいるというより富士市にいるような感覚に戸惑いながらメニューを確認したところ、最もインパクトのあるものがやはり「丸ごと!!カニバーガー」でした。
ただ、値段がセットで税込1,720円、しかも写真のとおりセットと言ってもドリンクと小さなポテトが付いただけなので、決断までに少しだけ躊躇しましたが、そこはやはりわざわざ富士山のふもとから来てますから、思い切ってドーンと注文しました。(笑)
それなりの大きさのカニがそのままの形で一匹丸ごと入っているので、ハンバーガーとしてそのままかぶりついて大丈夫なのかと心配になりましたが、これが本当に柔らかく、自然体で行けてしまいました。
その柔らかさの秘訣は「ソフトシェルクラブ」という脱皮したてのカニを使って揚げることだそうで、本当に違和感なく丸ごと食べることができました。
冒頭の写真は私が撮ったものですが、あまりそのインパクトが伝わらなそうなので、こちらの写真でご確認ください。
ちなみにソースは定番の「スイートチリソース」と期間限定の「マイルドカレーソース」の二種類でしたが、私は定番を選択しました。
最終的な感想を言えば、藤崎社長がおっしゃるように、確かに「見た目インパクト」と「味のクオリティ」の両立は実現できていたと思いますが、それが1,720円という価格に合っているかというと、「見た目インパクト」のプレミアムがかなりのっかっているように私には思えて、「費用対効果」としてはいま一歩というのが正直なところでしょか。
つまり、おいしかったけど、このメニューのリピーターになるかと言われれば微妙で、次は別のメニューを試したいというのが本音です。
ただこのように少なくとも「次は別のメニューを」と思えているので、ドムドムさんの戦略はあたっていると言っていいと思います。
ということで、結論的には実際に富士市から小平にまで行って確かめた甲斐はあったなと思います。