何のために英語を学ぶのか
2013年3月7日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
受験ラッシュですね。
昨日の新聞に、静岡県内の公立高校の試験問題が載っていましたので、最近はどうなっているのかと興味があったので見てみました。
私たちのころよりリスニングの分量が増えているかなと思いましたが、ほとんどが変わっていません。
いまだ、コミュニケーション力を問うのではなく、知識を問うことに終始しています。
Today is [1 go 2 my 3 day 4 first 5 to] to a Japanese junior high school.
上記を意味が通るように並べ替えなさい。
もう本当にがっかりです。
こんなことをやらせて何になるのでしょう。
こんな問題をいくつも出すくらいなら「あなたが高校に入ってどうしたいのか、できるだけ詳しく英語で書きなさい」という問題を一問だけ出したほうが、よほど生徒のため、そして日本のためになるでしょう。
でも、こんなことを提案しても、採点をどうするのか?などという本質から外れた議論が巻き起こるのだと思いますが・・・
私は、ランゲッジヴィレッジの付帯サービスとして「中学3年分の文法を血肉にする講座」というものをウェブ上で公開しています。
こちら
この講座のポイントは、例外を後回しにして、基本を覚えたら毎回、その文法を使って,自分が言いたい表現を作ってみるというものです。(逆算英作文法勉強法と命名しました)
英語はコミュニケーションツールですから、「伝えたい」欲求からはじめなくてはなりません。
その欲求を満たしたいがために文法を覚え、語彙を増やす努力をするという学習があって当たり前のはずなのです。
先日、私の教え子で中学2年から単身でカナダの中学高校に留学していた女の子が,高校卒業を報告しにLVに顔を出してくれました。
良い機会なので、SEACTテストを受験してもらいました。
本当に無駄のない「しなやか英語」でした。
日本人独特の不必要に使用頻度の低い語彙が突然出てきたりはまったくしません。
そして、ほとんどすべて、中学2年までの文法と語彙でやってのけてしまいました。
点数的には、55/90ほどでした。
受験一回目としては、日本の難関大卒業で有名な企業のビジネスマンの今までの平均点は40点そこそこです。
彼女の結果によって、私がいつも言っている『文法と語彙は中学3年分で十分、グローバルビジネスに対応できる」が証明された格好になります。
このことを目の当たりにして、改めて、SEACT試験は日本人の英語観を変える力を持っているのではないかと強く思うようになりました。
このSEACTテストが、3/16土曜日より,ランゲッジヴィレッジで商業運用開始されます。
当面、LVでの限定公開ですが、できるだけ多くの方に合宿の効果測定としても、今後の学習指針の獲得としても利用していただきたいと思っています。