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利他の心

2013年2月16日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

先日、金融機関の勉強会のフォーラムで、大ベストセラー「日本で一番大切にしたい会社」シリーズを書かれた法政大学の坂本教授のお話を聞きました。

実は坂本教授のお話を聞くのは二回目でした。

本を読んでみると非常に優しい語り口で書かれており、安心して読み進めることができるのですが、実際のお話を聞くと、非常に熱のこもった、叱責にも似た厳しい言葉を聴衆に投げかけられます。

まさに、自分自身の不十分さを直接指摘されているような気持ちになってきます。

坂本教授の考えはいつも一貫しています。

① リストラをする企業は認めない
② 不況を業績不振の理由にすることは認めない
③ 業界を業績不振の理由にすることは認めない
④ 規模を業績不振の理由にすることは認めない
・・・・

お客様のため、従業員のため、つまり、経営者が自分自身以外の人々の利益のためにビジネスをしているのでなければ、坂本先生は「経営者」として認めないとおっしゃるのです。

つまり、「利他の心」による経営以外認めないのです。

坂本教授のお話は二回目だと言いましたが、二回とも論旨は一緒です。

しかし、その講演の勢いは増しているように感じました。

ですから、私自身、「前回も言ったのにできてないじゃないか!」と言われているような気になってしまうのです。

しかも、坂本教授のライフワークは、これらのことを本当に実践されている会社を日本中から探し出すことです。

ですから、講演中ずっと、ベストプラクティス紹介のオンパレードということになるのです。

それらの会社は本当に実践しているので私たちとしてはグウの音も出なくなります。

私たちは、「社会に何が求められているのかを研究し、社会の要求を埋めることのできる商品サービスを提供することで、利益を産み出し、会社を存続されることで社会に貢献する。」というところまでは完全に理解し、実践しているつもりです。

坂本教授の考えですとそれでは、まだまだ10%も満たしてないよといったところだと思います。

ただし、これは段階論だと思いますので、焦らず、しかし、確実に一歩一歩成長していきたいと思います。

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