
憂鬱でなければ、仕事じゃない
2015年11月1日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
久方ぶりに、英語関連以外の本をご紹介させていただきます。 大分古い本ですが、サイバーエージェントの藤田社長と幻冬舎の見城社長の共著、「憂鬱でなければ、仕事じゃない」です。
偶然に「成功する人」は十分ありうるかもしれませんが、「成功し続ける人」は偶然ではありえないということを強烈に思い知らされる一冊です。
そして、強烈に人との付き合いについて考えさせられる本です。
人は、有名な人、能力の高い人、お金持ちな人とそうでない人では、確実に前者と付き合いたいと思うものです。
しかし、本書を読むと、その単純な欲求にストップが掛けられます。
人とのお付き合いに、今の自分とのバランスを考えるという視点を与えてくれるからです。
次のような言葉を当たり前のように言い、その通りのことを自分に課している見城社長のような人物と自分がお付き合いができるかどうかを真剣に考えさせられました。
もちろん、対等なお付き合いなど今の時点では絶対にありえないですが、例えこちらが教えを乞う立場としてでも、その前にどれだけ自分を高めるステップを踏まなければならないか、それを考えるだけでも「憂鬱」な気持ちにさせられてしまいました。(笑)
本書には次のような記述がありました。
「商品でもサービスでも、ヒットを出すことはもろ刃の剣だと思います。継続的な事業を展開しなければならない会社にとって、ヒットを出すことは同時にリスクを高めることでもあります。ヒットが出たとき、それで浮かれたり、満足したりせず、すぐ次のヒットが狙える体制を整えておくことが重要です。ヒットが出ている状態が当然という意識を皆が持っていれば行動計画は自ずと違ってくるし、その目標が高いということでその分苦しくなるのは言うまでもありません。」
他人よりも、秀でる人間になるためには、当然のことながら、それに見合った「努力」が必要です。
そして、経営者として他の人の人生に責任を持つ立場の人間であれば、その「努力」は並大抵のものでは見合いません。
そのことを、公に発言し、なおかつ自分自身が継続している見城社長の一言一言が、自分を恥ずかしくさせてくれます。
どんどん、彼とお知り合いになりたいという気持ちにストップが掛けられます。(笑)
この気持ちのストッパーを外せる時ができるだけ早く来るように「努力」をしようと思います。