成果を出すことと、出し続けること
2012年8月5日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
体操の内村選手が、金を取りました。
英国の賭け屋、ブックメーカーのオッズによると内村選手は、陸上100mのウサインボルト選手よりも金メダルが堅いと予想されていたらしいです。
そして、それを現実のものとしました。
「オリンピックには魔物が住んでいる」とよく言われます。
今までの成績を考えれば、優勝しないほうがおかしいと思われるような選手でさえ、金をとることがなかなかできない。
大いなる期待によるプレッシャーなどがそうさせるのだと思いますが、あまりにも頻繁に、取れるはずのものが取れない現象が起こるので、なぜだろう?と思っていました。
しかし、内村選手の言葉で納得しました。
オリンピックで金を取るのは、普通の大会で取るのとはわけが違う。「だから、寝起きでも金を取ることができるくらいまで準備しました」
う~ん。「納得」の一言でした。
スポーツの世界では、前回までの北島選手やイアンソープ選手などのように何連覇ということを実現する人たちがいますが、まさに、「連覇」は「寝起きでもできる」つまり、「余裕分をもった鍛え方」によって可能となっていたのだと理解することで改めて彼らに対し、敬意が湧き上がってきました。
しかし、それもせいぜい「3連覇」どまりだというのが限界のようです。
あの北島選手でさえ、そうでした。
それには、「年齢による衰え」があるからだと思います。
では、企業のような組織はどうでしょう。
「企業の平均寿命は30年」と言われます。最近ではもっと短くなっているとも言われています。
しかし、組織はスポーツ選手のような生身の人間と違って、組織内で選手交代(新陳代謝)が行われるのが普通です。
ですから、本来は「年齢による衰え」というものが存在せず、つねに「寝起きでもできる」状態を保っていれば、半永久的な「連覇」=事業継続は可能となるはずです。
日本には、300年以上の老舗企業が世界一多いと言われています。
このような企業はまさに、それを実現しているのだと思います。
内村選手の言葉を聞いて、改めて「企業の平均寿命は30年」という現実に打ち勝つ努力をし続ける企業でありたいと思いました。