
日本人と外国語
2007年4月21日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
先週は、温家宝首相の来日にかこつけて、日本と中国の関係について考えましたが、今回は日本人にとっての外国語を話題としたいと思います。
前にもお話しましたが、LVはまず、英語の合宿制語学学校としてスタートしました。
今から3年前のことです。
そのころから、日本人にとっての外国語は、英語だけでは足りず、絶対に中国語を身につける必要が出てくる時代が来ると思っていました。
だからこそ、LanguageVillageという名前をつけたのです。
しかし、実際には、英語の需要と比べると中国語の必要性はまだまだ、喚起されるまでは時間を要するだろうと思っていました。
でも、私は、言語に関してはLVが日本国内では最先端を行きたいと思っていましたし、そうすれば絶対にその分野のパイオニアとして皆様に認めてもらえると思ったので、採算度外視でなんとしてもスタートさせたいと思って、英語の合宿が軌道に乗るか載らないかというこの3年目のタイミングではじめたのです。
ですが、2月に開講してから、中国語の講師たちが生徒さんが居なくて遊んでしまうという事態はまだ一度も起こっていません。
英語の合宿を始めたばかりのころは、かなりの確率でそういった事態が起こったのにもかかわらずにです。
日本人にとって英語が必要となって、英語を学ばなければならないという強迫観念にまで駆られるように社会がなっていったのは戦後直後からおそらく30年くらいかけてのことだと考えられます。
このスピードは決してゆっくりとしたものではなかったと思いますが、この中国語のスピードは、それとは比べ物にならないほどだと言わざるを得ないかもしれません。
私たちは、そのことを今身をもって実感しているところです。
もちろん、ビジネスとして採算に乗せられる目途が付きつつあるということはわれわれにとっては非常にうれしいことです。
でも、それと同じくらいにこの社会的ダイナミズムを肌で感じられることを幸せに感じています。
一人でも多くの方にこのダイナミズムを共有していただければと思っています。