皆さん、こんにちは。

「有言実行」

なんというさわやかでそして重い言葉なのでしょう。

日本の国では、古くから「謙遜」「ひかえめ」「へりくだり」というあくまでも自分の実力を本番まで隠すことを「美徳」とするところがあります。

「能ある鷹は爪を隠す」ということわざにもそれは現れています。

しかし、誤解を恐れずにいえば、それはプレッシャーに押しつぶされそうな自分の身を守る先人の知恵ではなかったかと思うところもあります。

自分にも経験がありますが、できるできるといってできなかった時の「恥ずかしさ」「周りの落胆」それを受け止めなければならない自分の
「惨めさ」から少しでもはじめから逃れようとする「保険」のようなものの役割もしていたのではないでしょうか。

「世界のキタジマ」は違っていました。

「有言」によってみずからをマインドコントロールし、自分の予定通りの結果を出す、近年日本では非常に稀有なアスリートです。

私はもちろん二大会連続の２冠達成ということ自体にも驚きましたが、それ以上に彼の結果の持っていき方について非常に感動しましたし、自分の人生にも参考にさせていただけるものであれば、させていただけるようにしたいと思いました。

私としても。彼のように自分をいい意味で追い込むことを体得したいと思います。

それもこれも、この分野では自分以上に努力している人はいないと確信できるまで努力をすることが必須条件であることは十分にわかってはおりますが・・・