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生き方革命

2021年6月30日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

このブログでは、ホリエモンこと堀江貴文氏と元大阪市長である橋下徹氏の著書はそれぞれご紹介してきましたが、今回はそんな個性的な二人のありそうでなかった「共著」その名も「生き方革命」をご紹介します。

彼らは、それぞれその表現の仕方に違いはあれど、どちらも「合理的」にものを考え、その思考をベースに確実な「実行」をすることで実績をあげてこられたのは間違いありません。

そして私も、お二人に共通するこの「『合理的』にものを考え、その思考をベースに確実な『実行』をする」という習慣こそが、世界の先進国に比べて突出して低い日本の「生産性(生み出されるアウトプットをそれを得るために投入するインプットで割ったもの)」という社会問題を解決する唯一の方法だと思ってきました。

本書は、今まで別々にご自分の主張をされてきたお二人の対談ではないですが、このテーマについて一冊の本という共通の場で語りつくしているものであるため、読む前から非常に楽しみにしていました。

実際に読んだ感想としても、一つ一つの指摘が「そのとおりだ」と膝を叩きたくなるほど気持ちの良いものでした。

ですので、その中から最も印象的な一つを選ぶのは非常に難しいことですが、思い切って橋下氏の「十分な休息があなたの『付加価値』を高める」というパートをあげたいと思います。

「拍子抜けするかもしれないが、個人が付加価値を上げるための一番の方法はしっかり『休む』ことだと僕は考えている。僕は中学、高校時代のラグビー部生活でこれを痛感した。30年以上前、高校生だった僕はラグビーをがむしゃらにやっていた。当時の練習はと言えば、とにかく走れ、日陰に入るな、足を止めるなといった精神論のオンパレード。筋力トレーニングを集中的にやった後、5キロの長距離ランニングをさせられることもざらだった。今から考えればこんなトレーニングは最悪だ。筋力トレーニングをやった後は、一時的に壊れた筋肉が回復し、再生するのを待たなければならない。栄養は取ってしっかり休息して、それから次のトレーニングを始めないと強靭な体を作ることはできないのだ。それなのに昔は筋肉が作られる貴重なときに無駄なカロリー消費を強制していたわけである。。ラグビー選手なのにみんなマラソン選手のような細い体つきになってしまっていた。日本の生産性が低い原因は効果的に休むことをしない日本人気質にもあるように思えてならない。」

実は、私も高校生の時にラグビーをやっていました。

私の母校は、静岡県はサッカー王国と言われ、運動能力に優れた人はほとんどサッカー部に入るのが当たり前の県だったこともあり、ラグビー部がある学校自体それほど多くなく、県大会では4回戦で決勝といった感じでしたが、当時二年連続で準優勝というそこそこの成績をおさめました。

しかし、ここが面白い所なのですが、部活は週に3回一日おき、それも一回1時間半しかやってはいけないという学校のルールがありました。

4回戦で決勝といった静岡県とは言えど、花園を目指すような学校は当然ですがナイター設備完備で毎日何時間も練習するのが当たり前ですから、まともな戦いにはならないというのが普通だと思います。

ただ、当時の監督は元日本代表の経験のある方で一切の妥協を許さない人でした。

その指導は、まさに橋下氏が指摘する「とにかく走れ、日陰に入るな、足を止めるなといった精神論のオンパレード」でしたが、学校の定める「週に3回一日おき一回1時間半」は絶対のものとした上で上記の精神論に基づくメニューを実行することで、花園は逃せどあと一歩というところまでの経験をすることができました。

私にはこの経験があったことから、上記の橋下氏の「個人が付加価値を上げるための一番の方法はしっかり『休む』ことだ」という指摘を「生み出されるアウトプットをそれを得るために投入するインプットで割ったもの」という「生産性」の意味とからめて受け止めることができたのかなと思っています。

現在、私の母校である静岡聖光学院は「週に3回一日おき一回1時間半」は変わらず絶対のものとしながらも、「精神論」の部分は徹底した「理論重視」に変更し、なおかつ生徒の自主性を尊重した指導で「花園常連校」となり、たびたび「部活革命」の好例として全国的に取り上げられるほどの実績を上げているようです。

「生産性」の意識が低いこの日本社会において、中高生のころからその本質が「生み出されるアウトプットをそれを得るために投入するインプットで割ったもの」であることを理解させる教育が当たり前になって行けば、この社会問題は必ず解決するはずです。