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資本主義的ではない会社

2018年1月23日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

このブログで糸井重里氏の「ほぼ日」を紹介してから、ほぼ毎日「ほぼ日」を確認するようになったことは以前にもお伝えしましたが、それとともに彼に関連した雑誌やウェブの記事も見るようにしています。

そんな中、本日フォーブスのネット版に「資本主義は本当に人々を幸せにするのでしょうか?」という非常に興味深い記事を見つけました。

その中で非常に印象深い一文がありましたのでご紹介します。

「資本主義に最も逆行した会社が、世界一の時価総額企業になっている」

というもので、次のように説明をされていました。

「グーグルは、ある意味もっとも資本主義的ではない会社です。社是に利益ではなく情報の整理を掲げ、社員にものすごく手厚い環境を与えています。さらに議決権の構成では創業者が過半数を占め、市場に流通している株式は議決権が小さい。しかし、そんな資本主義らしくない会社が世界の時価総額トップになっているのが現代なんです。」

そして、記事は糸井氏の「ほぼ日」をグーグルとは規模も利益も全く異なるとしながらも、「ほぼ日」の必ずしも成長を求めていない点を共通点として見出しています。

それに対して糸井氏は以下のような発言をされていますが、その発現は非常に印象的で納得度の高いものでした。

「僕たちは『スペック』と『情熱』という2つの競争を避けたいと考えているんです。いままでの会社は価格や業績といったスペックばかりを重視していました。言語化できて、対比可能で、どれくらい安全なのかを確率で算出して。それでなおかつ大成功する方法を考えている。そうやってみんなでスペックを比べ合うから、嘘をつくところが出てしまうんですよね。そんなことばかりしていたら、会社がイキイキしているかどうかなんて誰も気にしません。さらにこういう環境では、多くの若い人は労働時間や追い込みといった「情熱」で実力をカバーしようとします。でもこれが成功するとは限らないし、無理をしすぎて身体を壊してしまうかもしれませんよね。僕は、そういうやり方は嫌い。だからほぼ日は、楽しそうに仕事をしているとか、伝えるべきことを丁寧に記事にするとか、そういうところで勝負しているんです。」

この発言の中に、現在のグローバル競争を強いられている多くの日本企業が抱える問題の解決の方向性が見出されているような気がしました。

もちろん、この二つの会社には、他の会社にはない「能力」を持った人間があつまっているわけで、今すぐにすべての会社はこのことに学ぶべし、というわけにはいきません。

しかし、どうしたらそのような「能力」を持った人間があつまる会社になれるのか、もしくはそのような人間を育てられるようになるのかについては、これらの企業から学ぶ姿勢が重要かと思います。