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わげもん~長崎通訳異聞~

2022年1月11日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

少し前にNHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の記事を書き、

「何といっても本当に久しぶりに『英語』にスポットライトが向けられたのがうれしかったからです。」

とそのネタをブログで取り上げた理由を説明しました。

実は、今回ご紹介する「わげもん~長崎通訳異聞~」という時代劇ドラマもNHKによって『英語』にスポットライトが向けられたものであり、立て続けに「英語」がメインストリームのメディアに取り上げられたことでテンションがすこぶる上がっております。

長崎通詞(つうじ)とは、当時の長崎において「オランダ語」の通訳や翻訳に携わる専門職のことで、「わげもん」とは「和解(他の国の言語を日本語で解釈する)者」であり、その別名です。

また、異聞(いぶん)とは「めずらしい話。また、普通にいわれているのと異なった伝聞。」のことです。

そんな変わった珍しいドラマのストーリーはこんな感じです。

「江戸時代、西洋への唯一の窓口となり、いわば国際都市として栄えた長崎。出島に出入りし、オランダとの交易を通訳として支えてきたオランダ通詞たちは、政治的な交渉にも立ち会い、情報収集にあたるプロフェッショナル集団だった。 時はペリーの黒船来航まで残すところ4年の1849年、オランダ以外の西洋列強、アメリカ、イギリスなど諸外国の影が年々色濃くなり、長崎は波乱の時代を迎えていた。通詞たちには『早急に英語を学べ!』の大号令が下される。そんな長崎に、通詞だった父の失踪の謎を追って江戸からやってきた伊嶋壮多青年は、名通詞・森山栄之助の英語塾で学ぶことになる。 壮多は、唐人の父をもつ芸妓見習いの少女や、剣術自慢の若通詞といった仲間たちと共に、父の失踪の真実に挑む。来たる新たな時代に、おののきつつも心を躍らせる若者たちの冒険が始まる。」

まだ初回を見ただけですが、非常に興味をそそられる内容で「カムカム」同様ハマってしまいそうです。

その第一回目の中で印象的だった場面を一つだけ挙げさせていただきます。

主人公の伊嶋壮多が、かつて父が通詞をしていた時に使用していたとされるオランダ語がびっしりと書かれた「仕事ノート」の中に

「己の言葉を捨てよ」

という一文を見つけたというシーンです。

第一回目の中ではこの言葉が何を意味するのか明らかにされていませんが、私としては、壮多の父が言語のプロフェッショナルとして外国語習得において最も重要な姿勢を書いたものではないかと推測しました。

それは、ランゲッジ・ヴィレッジが最も大切にしている

「NO JAPANESE ONLY ENGLISH ALLOWED」

に通じるものではないかと。

それが正解かどうかを確かめるためにも続けて見ていきたいと思います。

 

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