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コロナ「遺伝子ワクチン」のリスク

2020年12月13日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

先日(2020年12月8日)、英国において新型コロナウイルスのワクチンの大規模な接種が始まったとのニュースがありました。

このニュースは世界的にもかなり好意的に受け入れられているようです。

ただ、このワクチンがどのようなワクチンなのかということについての説明はどの記事を見てもほとんど載っていません。

しかも、コロナが世界的に蔓延し始めた時、そもそも新型のウィルスの対するワクチンの開発には最低でも一年半以上はかかかると言われていました。

にもかかわらず、実際には欧米での蔓延が始まった2月の終わりから数えても10カ月しかたっていないのに、ワクチンの完成そして大規模接種の開始が可能となった理由については、私たちは理解をしておくべきかと思います。

そこで、いろいろなサイトを調べてみた結果、非常に分かりやすい動画を見つけましたのでそちらをご紹介したいと思います。

こちらは、米国ウィスコンシン医科大学名誉教授の高橋徳氏による解説です。私なりにその解説を以下のようにまとめてみました。

「ワクチンの作成方法としては、①鶏卵法と②遺伝子法の二つがあります。今まで人類が人類に対して使用してきたワクチンは全て①鶏卵法であり、②遺伝子法は一部の動物にのみ使用されてきたにすぎません。まず、①鶏卵法はニワトリの卵の中に対象のウィルスを入れて培養して、最終的にその中で大量の『抗原』を作ることでワクチンとする方法です。これにはウィルス自体の培養と抗原の作成までニワトリの卵の中で行うため時間がかかります。その抗原に人間の体が反応してウィルスと戦う抗体を人間の体が作り出します。対して②遺伝子法はコロナウィルスに特有の表面のトゲ(スパイク)の遺伝子(DNAもしくはRNA)を生成して、それをワクチンとします。ですから、比較的短時間で作成が可能ですが、そのウィルスの遺伝子を利用して人体が抗原を作り出すというものです。つまり、遺伝子ワクチンは新型コロナ遺伝子の一部を接種することで人間の体自体に新型コロナのたんぱく質を作らせ、抗体を生み出すという原理です。そのため、これまで人類に対するワクチンで承認された例はなく、この新型コロナが初めてです。すなわち、これは未知の領域の話で、いきなり数億人単位に接種した場合、どのような副反応が起こるか分かりません。仮にコロナの遺伝子が人の生殖細胞に侵入するような副反応が起きれば、世代を超えて影響を及ぼす可能性を否定できません。高齢者であれば予防のメリットと短期的な副反応を天秤にかけて接種することもあり得ますが、少なくともこれから子供を設ける可能性のある若者が接種することなどあり得ないし、現時点での若者にとっての新型コロナの影響力は、この遺伝子ワクチンのリスクと比べようもなく低いと考えるべきです。」

高橋氏のプロフィールを見た限りでは彼が医師であることは間違いないのですが、感染症やワクチンの専門家ではないようですので、この動画での彼の指摘が100%専門的に正しいものであるとは言い切れないと思います。

ただ、この動画における彼の説明は非常に分かりやすく、少なくとも遺伝子ワクチンのリスクの存在を認識させてくれるということだけでも価値があると思いました。

いずれにしても、ワクチン接種の優先順位は高齢者からということですから、まず彼らの命が守られることをこのワクチンによって担保できるのであれば、安心材料となります。

仮に罹患しても重篤化が高齢者に比べ圧倒的に低い若い人たちについて考えれば、現時点で人類が経験したことのないこの「遺伝子ワクチン」のリスクをとるという選択は新型コロナ自体のリスクと天秤にかけ、そのリスクの重さを十分に理解した上で決めるべきものだと思います。

少なくとも高齢者への優先的接種が可能となるのであれば、現在心配されているような若い人から高齢者への感染というリスクは下げられるのですから。

 

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