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ジョンソン英首相辞任の経緯

2022年7月10日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

先日(2022年7月7日)イギリスのジョンソン首相が首相官邸前で声明を発表して与党・保守党の党首を辞任する意向を明らかにしたというニュースがありました。

以前から多くの閣僚や政府高官が彼の辞任を要求しつつ辞職をするという事態が起きており、すでに政権としてはレームダックとなっていたため首相の辞任表明は時間の問題だと思われていました。

しかしながら、イギリスの政治状況のニュースがアメリカほど多く報道されない日本においては、この問題を本質的に理解することが難しいため、自分なりに整理してみることにしました。

「イギリスは、保守党・労働党・自由民主党の3つの大政党が存在しているが、第二次世界大戦終結後は保守党・労働党の二大政党からしか首相は出ていないため、イギリスの政治は実質的に「二大政党制」だとされている。
 
ボリス・ジョンソン氏は、前任者である当時の首相で保守党の党首テリーザ・メイ氏のEUからの離脱政策の行き詰まりによる辞任を受け、2019年7月24日に後任の首相となり、ブレグジット強硬派を主要ポストに置く新内閣を組織したことで2019年12月12日の総選挙で地滑り的に勝利した。
 
そして、2020年2月1日、ついにブレグジットを実現させる。
 
しかし、その後、インフレ率の上昇、野党・労働党の支持率の回復、再燃したスコットランドの独立問題など多くの政治的難問に直面してきた上に、新型コロナウイルスによる世界的混乱への対処に悩まされることとなった。
 
しかも、そのコロナ対策の行動規制下において、首相官邸などでパーティーが繰り返されていた問題が発覚したり、最近では盟友である保守党幹部が性的問題で辞任したりと、自身と側近の両方でスキャンダルが多発したことによって、保守党議員の多くがジョンソン首相を「厄介者」だと見なすようになっていた。
 
とどめとなったのが7月6日にリシ・スナク財務大臣とサジド・ジャヴィド保健大臣の両氏の抗議の辞任だ。これをきっかけに他の閣僚や政府高官の合わせて50名が辞任することとなり、ジョンソン首相は政権を維持することができなくなり、今回の辞任表明となった。」
 

今後のイギリス政治がどうなるかということですが、当面は前任者であるテリーザ・メイ氏の時と同じように、次の保守党の党首が決まるまでは彼が首相を続けると思われます。

なお、ジョンソンがメイの後任に選出された時にはジョンソン氏選出まで6週間の時間を要しました。

どこの国でも十分に納得のいく政治を維持することは簡単なことではないようです。

 

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