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トップリーダーの時間術

2016年1月15日 CATEGORY - 代表ブログ

時間術              

 

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。 不公平な世の中で、唯一、人類一人一人が平等に与えられているもの、それが「時間」です。 しかし、世界のトップリーダーの多くは、それが平等とはとても思えない結果の違いを出しています。

もちろん、時間以外の要素によるものも大きいでしょうが、時間に対する意識の違いもその結果の違いを導く要因となっていることは間違いないように思います。 その点にフォーカスして書かれたのが本書「世界のトップリーダー1000人が実践する時間術」です。 本書の結論はズバリこれです。

「トップリーダーと呼ばれる人々にとっての時間は伸縮自在である。」

このことは、以下の三つの考え方を一言で言っているものだと考えられます。

① マルチタスク、すなわち「ながら行動」を効果的におこなう。

② 自分の時間的肉体的限界を自覚し、「お金」「人材」といった自分以外のものに自分の目的達成のために効果的に働いてもらう。

これらについては、言うは易し行うは難しの典型ではあるとは思いますが、それを愚直に、そして効果的に行うことを習慣としたからこそ彼らがトップリーダたりうるのだということは、普通に理解できます。 それに対して、逆説的ですが、一番印象深く、最後に納得をもって理解できたのが次の三つ目です。

③「何も仕事をしない時間」を投資として作る。

これについて、著者は「何も仕事をしない時間」とは、彼らにとってのクリエイティブなシンキングタイムであり、リフレッシュタイムです。目の前にある仕事からいったん離れ、仕入れた情報を整理したり、AとBの情報を組み合わせたり。イノベ―ティブなアイデアをひねり出し、ビジネスのヒントが下りてくるのを純粋に待つ時間だと説明しています。

また、これらの時間をとらずに目の前の仕事をこなしているだけでは、手持ちのアイデアを補充せずに、消費し続けているようなものだと言えるのではないかとも言います。 こう考えてみると、①②も時間にレバレッジを効かせることで、人類に平等に与えられている時間を拡大的に活用する方法だと言えますが、この③はまさに、そのレバレッジを最大限に効かせる技術と言えるのではないかと思いました。  

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