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ハイフンとダッシュと数字

2020年9月9日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにいてゃ。

前回に引き続き、「フォントのふしぎ」からテーマをいただいて文字に関する記事を書きたいと思います。

今回のテーマは、「ハイフンとダッシュ(ダーシ【独】)と数字」についてです。

まず、「ハイフンとダッシュ」について、本書より引用します。

欧文ではハイフンと半角ダーシは以下のように使い分けられています。

●ハイフン(上)=単語を分割する時、あるいは二つ以上の単語がまとまって一つになるとき。

●半角ダーシ(下)=量や期間を示す、「から(~)」という意味で数字や年号の間に入れて使いたいとき。

私たちは、これらの使い方を「習う」という経験がないので、なんとなく理解してなんとなく使っていますが、欧文ではこの二つに関しては結構厳密に定められているようです。

ちなみに、電話番号については日本語では、0545-37-0210のようにほとんどの場合、(-)を入れて表示しますが、欧文では、020 7222 1234のようにかたまりごとにスペースを空ける場合や、02 07 22 21 23のように微妙に二つずつで空ける場合など、統一されていないようですが、日本語のように(-)を入れるケースはほとんど見られないようです。

となると、日本の(-)はハイフンか半角ダーシのどちらなのかということが疑問となりますが、上記のルールとは全く関係ない使用なので、どちらとも言いようがないということになります。

 

続いて、「数字」について。

海外留学をすると、大小いろいろな衝撃を受けるものですが、その中でも私にとっては「中くらい」の衝撃だったものに、「数字」の書き方があります。

その中でも特に印象的なのは、写真のような1と7です。

海外では、全員がそうというわけではないですが、1の頭を異様に大きく下げて書くので、それが7と区別が非常につきにくくなることを避けるために、7のおなかあたりに横棒をつけるケースがかなり見受けられます。

結論的には、先ほどのハイフンとダッシュと異なり、こちらについてはそれほど厳密ではないようですが、そのあたりに言及している部分を引用します。

「これらは、『かきかた』で教えている数字や郵便番号に使う数字が国によって違うとか、市場の屋台の人が手書きしている値札の特徴が違うとか見ていて感じます。ただ、ドイツの冷凍食品の製造年月日の7が印刷なのに横棒が入っているのには驚いた。」

このように、数字については厳密なルールはないということですが、この1と7については、私の経験上、写真のようなパターンの割合が多いと感じていますので、知っておいて損はないと思います。

 

 

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