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ブロックチェーン技術について

2019年7月5日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

前回、前々回に引き続いて神田昌典氏の「インパクトカンパニー」からの新しい知識として、今回は「ブロックチェーン技術」を取り上げたいと思います。

前回までで、私のようなアナログおじさんでも、なんとなくポケモン世代の考え方とそれによってつくられる新しいビジネスについて、体感的とまではとてもいかないまでも、頭で理解できるくらいにはなってきました。

しかし、漠然とした「不安」を払しょくできないのは、やはり「技術」の進歩が現時点では十分なものではないことが原因ではないかと思います。

そこで、最後にその技術のコアの部分であると思われる「ブロックチェーン」について書いてみたいと思います。

以下、該当部分を本書から引用します。

「ブロックチェーンが革命的技術だと言われるのは、この技術が、今まで国家などの機関が関わり、信用を担保しなければ実現できなかった個人対個人(P2P)の取引の信用のベースを容易に作ることができることだ。例えば、500年も前になされた革命的発明である複式簿記は、取引を正確に記録することで、帳簿を見ればその人やその組織がどのくらいのお金を持っているのか、本当に信用できるのかを、誰でも判別できるようにした。しかし、そのような発明も国が公認した仲介人である公認会計士がいなければその発明品自体を信用することはできなかった。現在でもしばしば聞かれる『改竄』の問題である。長らくその構造は変わらなかったが、ついにその構造を5世紀ぶりに根本から覆すことになった発明が、ブロックチェーンだ。『一度記録されたものが改竄されない』ことが技術で可能となれば、国のお墨付きを得た公認会計士がいなくても、すべての人と人とが信用によってつながれる。つまり、誰でも信用を創造することができ、社会体制の抜本的な変革ができてしまうのである(一部加筆修正)。」

そもそも、私たちが考えている国の信用による「貨幣」だって、偽札や国の信用の崩壊の危険によって価値の毀損が生じることは十分にあることを考えれば、「一度記録されたものが改竄されない」ことが、ブロックチェーンという技術で可能になることの方がずっと信頼性が高いわけです。

そもそもの信頼性が高まることによって、社会の公平性もずっと高まる。それが「ゲーム的発想」で可能となるということなのです。

アナログおじさんである私にとっては、「ゲーム」というとスーパーマリオの顔しか浮かんでこないのですが、少なくともその思い込みを外すことで、非常に大きな可能性の扉を開くことになるような気がしてきました。

ここまで頑張ったからには、子どもたちには「ゲーム禁止令」は継続しながらも、「ゲーム的発想」にいかに触れさせるかをしっかり考えていきたいと思っています。

 

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