代表ブログ

人の振り見て

2012年10月29日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

「文化の違い」と「グローバリズム」について感じることが先日ありました。

ある外資系の大きなお店に行った時のことです。(このお店を、いい、悪いの基準で責める意図はありませんので具体的な名前は出しません。ただ、皆さん簡単に想像できると思いますが)

大きなお店の中には、いわゆる外国の大学のような「カフェテリア」があって買い物の合間に食事をとることができるようになっています。

ちょうどお昼時に入店したので、カフェテリアには長蛇の列が出来ていました。

そこの列の中に、首から職員証をかけた外国人職員さんが3~4人でお客さんと一緒に待っているではありませんか。

今回で二度目だったのですが、前回の時には列はなかったのでそれが逆に「おしゃれ」というように感じたのですが、今回は日本人の私としては、なんとなく不愉快な気持ちになったのです。

もちろん、このカフェテリアをお客にも職員にも同時に公開するという仕組みは、コストを極限まで落とし、この店の最もコアな競争力である「価格」の優位性を高めることにつなげる意図があるのだと思います。

また、むしろ日本人にとってなんとなく外国に来たかのような「おしゃれさ」を出して、それさえも他店との差別化に貢献させようという意味があってのことだと思います。

実際に、前回は私自身「おしゃれ」と感じたわけですから。

しかし、今回は、長蛇の列が出来ており、お客さんの顔は私も含めて、正直うんざりしていました。

そのうんざり感はおそらく、お昼時の混雑時には常に生じているはずです。

ならば、会社としてはお昼の時間だけは、お客さんのピークとずらして職員に利用させるくらいの対応は取れるはずだと私は思ったのです。

口には出さず、顔の表面にうっすら表れる日本人の「うんざり感」を捉えることができていないという意味で、私は少しだけこの会社に対してがっかりしてしまいました。

とはいうものの、このようなことも含めて外資系の「おしゃれさ」であり、実際にそれでこのお店は十分に日本人の消費者にも受け入れられているからこそ、この長蛇の列が出来ているわけです。

ランゲッジ・ヴィレッジもまさに、日本では得難い「文化の違い」というものを売り物にしています。

ですからそれが、「日本らしさ」「日本的サービス」と同じであっては無意味だということになります。

ただ、そのようなサービスを提供する主体としてのランゲッジ・ヴィレッジは日本に存在しています。

今回の出来事は非常に難しい課題を私に気づかせてくれました。

そして答えは簡単には出るものではありませんが、じっくりと考え続けていこうと思います。

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