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文科省英語民間試験のサイト開設

2019年9月2日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

継続的にご紹介している2020年の大学入試改革における英語民間試験導入に関するニュースですが、先日(2019年8月27日)の日経電子版に「文科省英語民間試験のサイト開設」に関する以下のような記事が新たに掲載されました。

「文部科学省は27日、2020年度から始まる大学入学共通テストで活用される英語の民間試験の情報をまとめたポータルサイトを開設した。6団体7種類の民間試験の実施方法や、大学の活用予定などを掲載した。実施方法などの確定や周知を求めた高校側の要望を受けたものだが、未定部分も残り、同省は試験の実施団体や大学に早期の対応を求めていく。サイトでは「GTEC」や「英検」など6団体7種類の試験について、実施日や試験会場、検定料、申し込み方法を一覧で見られる。試験監督方法や採点の質の確保策、不正防止策、トラブルへの対応、障害がある受験生への配慮もまとめた。試験によっては実施日や試験会場などの詳細が未定のままで、同省は早期の決定を求める方針だ。決まり次第サイトの情報を更新するという。全国の国公私立大など1070校が民間試験をどのように活用する方針かも紹介する。8月1日時点で、3割の296校が民間試験を活用するかどうか未定としている。このうち201校は私立大。同省は大学にも、9月中には活用方針を公表するよう求めていく。」

文科省のポータルサイトは こちら です。

こちらは、この件に関する直近の記事である「英語民間試験への高校側異例の要請」の中で指摘した「全国高等学校長協会」の要望であった

「民間試験の開始が20年4月に迫っているにもかかわらず、具体的な試験会場や日程で確定していない部分が多いことを問題視。受験生に不安を与えていることから、試験の運営団体に実施方法を早期に固めさせ、生徒や高校への周知を徹底するよう求める。」

に対する文科省側の答えということになります。

8月1日時点で、3割の296校(うち201校は私立大)が民間試験を活用するかどうか未定としており、このサイトの公表が高校側だけでなく、これらの大学の方針にどのような影響を与えるのか、今後も注視していきたいと思います。

 

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