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「日本語英語」は世界で何番目に魅力的か

2022年8月14日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

先日、お腹を抱えて笑ってしまうほど面白く、しかも日本人の英語に対して自信を与えてくれるYOUTUBE動画を偶然発見してしまいました。

それがこちらです。(特に注目すべきは21:45くらいから)

この動画の元ネタは こちら

私はこのブログで、日本人が英語を話すうえで「発音」をネイティブスピーカーに寄せることの優先順位を低くするべきだと何度もしつこいくらいに訴えてきました。

具体的には、「発音は案外いいかげん」「日本人が発音を気にしてはいけない理由」「日本人にとっての発音の重要性」「理想的な日本人の英語」などです。

この中でも特にご確認いただきたいのは最後の「理想的な日本人の英語」の記事の中で書いた次の文章と動画です。

「(日本人で英語が)上手な方はいわゆる『帰国子女英語』つまりネイティブのコピー的な英語になってしまいがちです。もちろん、ネイティブのコピー英語なのですから、このようになれればそれはいいことですが、すべての日本人の英語学習者が目指そうと思って到達できるような目標ではありません。日本人として目指すべき英語の到達目標とは、日本人が日本語という言語を母国語としながらその上に英語を外国語として習得するうえで目指したいレベルのことです。今回私はそれにふさわしい英語を見つけました。2020年夏季オリンピックの招致委員会専務理事の水野正人氏の英語です。

とやかく余計な説明はいらないと思います。

彼の英語はネイティブではないとすぐにわかる英語ですが、それによって、むしろ説得力を増しているような気がします。」

これはまさに、日本人が自信をもって「日本人英語」を話しきることによって、「説得力を増す」ことにつなげることができるという事実の発見でした。

ただ、私はこのように主張しつつも、それは「説得力」というポイントでの強みであって、その日本語英語の「響き」がそれを聞くネイティブスピーカーにとって「魅力的(attractive)な」ものであるという発想は全くありませんでした。

それがこの動画の報告によれば「attractive」という分野においてなんと第11位(アメリカ・イギリス・カナダ英語なども含め)ということなのです。

ちなみに、そのランキング評価の基準は以下のようなものとなっています。

「世界中の英語話者96,398人に対して、31か国のアクセントを聞かせ、自分の国のアクセントを除いた上で自分が魅力的だとする順番に並べさせた結果」

実際に聞いてみたところ、私たち日本人からするとちょっと「おふざけ」が入っているように聞こえてしまいますが、ランキングに付属したコメントでは、日本語英語アクセントは「意味は十分通じる」とした上で「あの感じがクセになってしまいそう」とか「美しい」とまで評価するものすらあったようなのです。

この動画に触発されてこのテーマでもう一つ面白い動画を見つけましたのでこちらもどうぞ。

どうでしょうか。

日本人の問題は「アクセント」ではなく、どこまでも「文脈力」だということが分かります。

もちろん学術的な研究結果ではないので、100%信用するというようなものではありませんが、少なくとも日本人の英語学習者にとっては勇気を与えてくれるものであることは間違いありません。

 

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