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炭水化物が人類を滅ぼす

2019年12月30日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

先日、「『糖質制限食』はじめました」という記事を書きまして、今後その進捗状況についてお知らせする宣言をしましたのでお約束を果たします。

開始したのが11月13日ですので、一か月半以上が過ぎましたが。体重の減少は5kgですので、一日当たり100g強ずつ減った計算です。

前回の記事で、「体重が一日平均0.5kgずつ減っています」という記述をしましたが、その計算で行けば、23kg減だったはずなのにです。

ここで少し、説明と言い訳をさせてください。

基本的には、ほぼ確実な「糖質制限」(炭水化物抜き)を行ってきました。また、お酒についても、禁じられている糖質の多い「醸造酒」であるビールや日本酒は一切やらず、醸造酒の中でも比較的問題ないとされるフルボディの赤ワインと「蒸留酒」であるウィスキーのみをいつもと変わらぬ量(いつもはビールと日本酒党だったのでそれをそのまま変更)を飲みました。

「一日三食、ほぼ時間通りにおなかいっぱい」を守れば、確実に一日0.5kgのペースで体重が減っていくことが分かりました。

ただし、この47日間の間には結婚披露宴や身内の誕生日の祝いの席をはじめ12月ということで夜遅い酒席などもあり、腹100%を軽く超える量を食べた日も、また夜遅くまで赤ワインとウィスキーではありますが、糖質以外のおつまみとともにいただいた日もかなりありました。

前回ご紹介した著書によれば、理論的にはこれであっても、糖質を制限してさえいれば体重は全く増えないということでしたが、実際には、このような日の翌日には、なぜか1~2kg増えていました。

この原因についてですが、理論的には糖質以外の栄養素では体重は増えないのでしょうが、例えば、肉などのソースにも当然糖質が含まれているでしょうから、寝る直前の暴食は現実的には、「糖質制限」とはならないのでしょう。

ただし、繰り返しますが、「一日三食、ほぼ時間通りにおなかいっぱい」を守れば、確実に一日0.5kgのペースで体重が減っていくことには違いありません。

したがいまして、「糖質制限食療法」は本物だと思います。

ただ、そうなると、より深くこの療法の本質にもっと迫りたくなるのが人情ってもので、もう一冊この分野に関する本を読んでみることにしました。

それが、形成外科医の夏井睦氏が書かれた「炭水化物が人類を滅ぼす」です。

ただし、本書は内科医の先生が書かれた前著と異なり、形成外科の医師が書かれたものです。内科の分野の内容を門外漢の形成外科医が書いたのかと不信感を募らせそうになりますが、逆にだからこそ書けるものでもあるようです。

というのも、「糖質制限」の本質により迫るべく二冊目として本書を読む気になったのは、この療法の実効性が高いことを自分自身の体で知ることになったからこそ、ではなぜ糖尿病専門医の先生方が大々的に紹介しないのか、その理由を知りたいと思ったからです。

本書には、夏井先生氏が糖尿病学会とは無関係の形成外科の先生だからこそ書ける次のようにその理由が載っていましたので、その部分を以下に要約します。(一部加筆修正)

「糖尿病学会とは『糖尿病にはまずカロリー制限+脂質制限(食事療法)を行い、それでも改善しなければ内服薬治療、それでもダメならインスリン注射』という標準治療を普及させ、これが正しい治療であることを広めることを目的とする組織である。この標準治療を続けても、一生糖尿病が完治することはないが、この治療によって症状を長期間にわたりコントロールすることができる。つまり、このこと自体が『生かさず殺さず』長く生かして薬を多く消費させるという、この学会および製薬会社にとっての完璧なビジネスモデルとなっていることを意味する。しかし、『糖質制限食』は、このビジネスモデルをいとも簡単に崩してしまうものであり、これを彼らが認めることは、彼らの飯のタネを自ら手放すことと一緒である。」

確かにこれは内科の先生には書けない、形成外科の医師だからこそ書ける内容です。

しかしながら、私の高校の同級生が何人か内科医師になっていますが、彼らがこのようなことを自覚しながらこの「標準治療」を行っているとはとても思えません。

彼らの人格、そして内科医師としてのプライド等を総合的に勘案すれば、彼らが一生の仕事として選択している仕事の「本質」がこんな単純な動機で歪曲されているとは考えられないからです。

とは言え、私自身この「糖質制限食」の実効性を自らの体で実感してしまっている以上、反対の視点からでもよいので、糖尿病学会としても、この糖尿病の「完治」につながる可能性について精査をしていただきたいと思います。

私としても、その可能性の精査手段の一つとして、これからも「糖質制限食」を続けていきたいと思っています。

 

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