代表ブログ

現代日本の政治力

2010年4月11日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さんこんにちは。

最近私は地元の中学生向けに、英語・数学・国語・理科・社会の全5教科を教えると言う非常に忙しくも充実した毎日を送っております。

その中で、社会科特に歴史の分野を教えるにあたり、特に明治時代日本が富国強兵にまい進していた時、写真からもその湧き出る能力が伝わってくるほどの優秀な人材が、ザックザックいたんだなというなんとも誇らしいような、逆に現在を寂しく思うような気持ちを覚えてしまいます。

写真の初代内閣総理大臣である伊藤博文にしても長州藩では「伊藤俊輔」時代、使い走りのようなものだったなどという話しを思い出すと不思議な感じがします。

現在の日本の状態は政治的にはどう考えても危機的状況にあると思うのですが、政治家の皆さんの顔ぶれを見ても、「この人だったらやってくれるのでは?」と思える人すなわち「ぶれない人」が1人もいないのはなぜなのでしょう。

このことを最近良く考えるのですが、その答えとしては、現在社会にそのような優秀な人がいなくなってしまったのではなく、政治の世界から別の世界にいってしまっただけではないかということです.

政治の世界ではなく、経済の世界に行ってしまったのではないでしょうか。

であるならば、現在私達がしっかり考えなければならないのは、政治の力によって民業を圧迫するような政策ではなく、優秀な人が経済分野で自由に活躍できる土壌を作ること、すなわち「政治が余計なことをしないこと」を求められているのではないかとさえここまで来ると思ってしまいます。

やはり、成熟社会には「小さな政府」ということにならざるを得ないのでしょう。

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