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苦渋の決断

2020年4月3日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

ウェブサイトをチェックしていただいている方はご存知かと思いますが、ランゲッジ・ヴィレッジは新型コロナウィルスの感染状況が非常にひっ迫していることから【2020年4月3日午後から4月17日の午前】まで営業を休止させていただくことにいたしました。

臨時休業のお知らせは こちら

既にご予約をいただいていたお客様に対しては多大なご迷惑をおかけしてしまうこととなり大変申し訳なく思っております。

自主的に営業を休止させていただくのは、2004年の創業以来、東日本大震災の発生直後と今回の二度だけです。

新型コロナウィルスの感染状況は、大震災とその後の福島第一原発事故と同様、専門的知識の理解が問われるため、的確な情報収集と理解、そしてそれに基づく個別の経営判断が求められます。

そのため、ランゲッジ・ヴィレッジでは、2月の中旬より「新型コロナの今後のシナリオ」というページを立ち上げ、現状で最も信頼性が高いであろう「専門家会議の見解」を中心とした有益な情報を逐次収集して更新してきました。

そして、その情報を判断の基礎として、ランゲッジ・ヴィレッジにおけるその都度実行できる最大限の対策を「新型肺炎ウィルス対策について」として明らかにしてきました。

情報を基に対応を決める際には、私たちのヴィジョンを実現するための「事業継続」とお客様とスタッフの「安全確保」のバランスを常に考える努力をしてきました。

その中で、【ご高齢のお客様へ】(2020年3月3日更新)として、65歳以上のお客様へ受講のご遠慮を促したり、【事前対策として】(2020年3月26日更新)として、すべての客室を「個室」としてのみ提供する方式へ変更するなど、段階を追って具体策の実行をしてまいりました。

そして、冒頭で申し上げた通り、遂に【臨時休校のお知らせ】(2020年3月30日更新)として、先週末より2週間にわたる完全自粛を行うというまさに苦渋の決断をいたしました。

私はランゲッジ・ヴィレッジという小さなビジネスを預かる経営者にすぎませんが、上記の判断は日本国の最終責任者と同じレベルの責任感をもって行おうと事前に決めていました。

そして、現状はまさに「緊急事態」以外の何物でもないと判断いたしました。

しかしながら、今この記事を書いている2020年4月2日15:30時点で、日本医師会をはじめとする多くの専門家による助言にもかかわらず、日本国政府としては「緊急事態」を宣言するには至っておりません。

もちろん、私たちが思うよりももっと多くの複雑な情報を精査しなければならない事情もあるのかもしれません。

しかし、私だけでなく自ら休業の判断をする経営者は、従業員や取引先への直接的な責任を抱えながらも収入を自ら途絶えさせることになる判断を行っているわけで、むしろ政府にはまだ判断に躊躇している事業者をそのような決断へと誘導するよう迅速な判断が求められるべきだと思います。

この段階での少しの判断の遅れは指数関数的なダメージの大きさに直結してしまうのですから。

是非、一日でも早い決断によって、できるだけ早く通常の生活を取り戻すことができるようにしていただきたいと切に思います。

 

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