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英語という三世代をつなぐ強力ネタ

2022年4月10日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

遂に先週の金曜日(2022年4月8日)、NHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」が終了しました。

このブログではこの番組の関連書籍である「カムカムエヴリバディ 平川唯一と「ラジオ英語会話」の時代」の書籍紹介を含め複数回ネタにしてきました。

最後の記事で私は、

「ドラマでは話が進み、二代目るいの青春時代になって、カムカム英語の話が一向に出なくなってしまってちょっとガッカリな今日この頃ですが、このドラマはあくまでもカムカム英語がつなぐ祖母から孫の三代にわたるお話だという触れ込みでしたので今後に期待です。」

というようにカムカム英語の話が出てこないことに不満を書きましたが、さすがNHKさん、最終的には「カムカム英語」が親から子、そして孫の三世代をつなぐ感動のストーリとして収れんさせることに成功していました。

最終回を見て、物語そのものに感動させられるとともに、「英語」というネタ(コンテンツ)の強力さを改めて感じる結果となりました。

私は常々、日本人にとって「英語」は「たかが」英語、「されど」英語という表現がぴったりだと思ってきました。

それはつまり、日本人にとって英語は「思考の基礎」ではなく「ツール」に過ぎないため、気負わずに接するべきなのに、どうしても構えてしまうというか、愛しすぎてしまう嫌いがあるということです。

もっと言えば、その「愛」が強すぎる結果、最終的に「憎しみ」にまで転化してしまうケースも多々あるように思います。

この物語のサブタイトルは「A family story that spans 100 years since 1925」であり、そんな日本人の英語に対する「愛」の強さを、安子・るい・ひなたの親から子、そして孫三代の絆(つながり)で表現したように私には感じられてしまいました。

それほど「英語」が日本人にとっては単なる「ツール」では収まりのつかない強力なネタ(コンテンツ)であることを思い知らされた気がします。

 

 

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