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「今年の漢字」の感じ方

2012年12月16日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

毎年恒例の日本漢字検定協会が選定して京都の清水寺の貫主、森清範さんが書く「今年の漢字」が発表されましたね。

ちなみにこの「今年の漢字」は1995年に始まったようです。

今年は「金」だそうです。

解説を見ますと以下のようになっていました。

「ロンドンオリンピックでの過去最多でのメダルラッシュ、山中伸弥教授のノーベル賞受賞など数々の「金字塔」が打ち立てられた。他にも932年ぶりに全国的に観測された金環日食、自立式電波塔として世界一の高さとなった東京スカイツリーの開業、消費税や生活保護など金が関わる問題の多発など。「金」は2000年にも選出されており、初めて複数度選出された漢字になった。」

そこで、歴代の「今年の漢字」がどうだったのかが気になって調べてみました。

1995 震 阪神大震災
1996 食 O157集団食中毒
1997 倒 山一証券破綻
1998 毒 和歌山毒入りカレー事件
1999 末 世紀末
2000 金 シドニー五輪
2001 戦 アメリカ同時多発テロ
2002 帰 北朝鮮拉致被害者の一部帰国
2003 虎 阪神タイガース優勝
2004 災 新潟中越地震
2005 愛 「愛」地球博開催
2006 命 悠仁親王の誕生
2007 偽 食品偽装事件多発
2008 変 オバマ大統領の変革(チェンジ)
2009 新 民主党政権発足
2010 暑 記録的な猛暑
2011 絆 東日本大震災

こう見てみると、18年間の中で、約半数がマイナスのイメージの漢字でその一年が象徴されているという事実にまず驚かされます。

興味をそそられたのが、1995年以前もやっていたとしたらどんな感じだったのか見てみたいなということです。

例えば、高度経済成長期など胸が踊るような漢字が連続していたのでしょうか。

私が、物心ついてから小学校くらいまでには、まだ日本にも勢いがありました。

そのような雰囲気の中で育った世代と今の私たちの子供のように、隔年でマイナスのイメージの漢字で表現されてしまうような雰囲気で幼児期、少年期を過ごしている世代では、根本的な考え方に違いが出てきて当然かと思います。

ただ、グローバルということに目を向ければ、新興国を中心に「活気」はあるところにはあるわけです。

そのようなグローバルなイメージを取り込むことができる人材に育てられるかが我々世代の責任でもあると自分の子供たちを見ながら強く思うのです。

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