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NZは動画コミュニケーションの魔術師

2019年10月21日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

昨日のラグビー日本対南アフリカ戦は本当に残念でしたね。

でも、予選リーグを全勝で勝ち上がり、決勝トーナメントも優勝候補の南アフリカ相手に前半は互角以上の戦いをするなど、本当の意味で日本がラグビーの強豪国になったことを証明するワールドカップだったと思います。

これが日本でのラグビー熱の定着に今度こそつながることを願っています。

ラグビーと言えば、先日(2019年9月30日)、「本当の国際交流」というタイトルでニュージーランドの自分たちのラグビー代表チームであるオールブラックスをホストすることになる日本に対する感謝の動画をご紹介しました。

それを受ける日本人として本当に気持ちのいい、感動的なものでした。

今回も、ニュージーランドのフラッグキャリアであるニュージーランド航空が作成した先日行われた準々決勝の相手であるアイルランドとの決戦を前に「How to stay safe this weekend.」と題した非常に面白い動画をご紹介します。

「How to stay safe this weekend.」=「今週末を安全に過ごす方法」

世界最強であるオールブラックスにコテンパンにやられて、安全には観戦できないであろうアイルランドの人々に対して離陸時の安全案内に見立てて面白おかしく表現した動画です。

「今週末を安全に過ごす方法」というのは、敵であるアイルランドの人々が悔しくて悔しくて安全には観戦できないぞという、憎たらしさ全開のタイトルです。

そして、実際の試合結果もそのような形になりました。

ですから、本来であればアイルランドの人々は、バカにするなとばかりにキレてしまってもおかしくないようにも思えますが、それがどういうわけか、この動画を見た私は、アイルランド人の気持ちになっても、悪い気がしない、前回の動画と同様に幸せな気分になってしまいました。

憎たらしさの中に、ほんわかした優しさがこの動画にはあふれているように感じられるのです。

まさにニュージーランドは動画コミュニケーションの魔術師だと私は思いましたが、皆さんはいかがでしょう?

前回の動画のように、世界大会の開催国に対してさえ純粋な感謝の気持ちを伝えることを忘れない本当に純朴な心を持った人たちが多い国だからこそ、相手の気持ちを傷つけることのない素敵なコミュニケーションを自然体でとることができるのだと思います。

今回のラグビーワールドカップでは日本チームの大活躍を見ることができたのはもちろんですが、オールブラックスの故郷ニュージーランドのこのような素晴らしさを感じることができたことも私にとっては大きな収穫だったと思っています。

 

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