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「typhoon」が先で「台風」が後だったなんて

2024年6月23日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

本日(2024年6月23日)の読売新聞朝刊の「編集手帳」に英語を飯のタネにしている私としては決して見逃すことのできない事実がさらっと紹介されていました。

それは、英語の「typhoon」が日本語の「台風」が語源ではなく、その逆であったという事実です。

不肖私、お恥ずかしながら、今日の今日まで、先日書いた「新しい言葉が生み出されるプロセス」の記事にてご紹介した「tsunami」と同等の日本語発祥で英語化された誇り高き日本語単語だと思っていました。

これを機会に、「台風」をwikipediaで調べてみる「台風」の語源に関して以下のような流れが書かれていました。

「日本では、古くは野の草を吹いて分けるところから、野分(のわき・のわけ)といい、11世紀初頭の『枕草子』『源氏物語』などにもその表現を見ることが出来る。ただし、野分とは暴風そのものを指す言葉であり、気象学上の台風とは概念が異なる。江戸時代には熱帯低気圧を清国にならって颶風(ぐふう)と訳した文献があるが、明治の初めにはタイフーンまたは大風(おおかぜ)などと表していた。明治末頃、岡田武松によって『颱風』という言葉が生まれたとされている。1956年(昭和31年)に指針として「同音の漢字による書き換え」が示されて以降は多く『台風』と書かれるようになった(これに対し台湾、香港では現在も「颱風」と呼称する)。由来には諸説があり、主な説としては、ギリシア神話に登場する怪物・テュポン(τυφων, 英語:Typhon) に由来する『typhoon』から『颱風』となった。

このことを今になってようやく知ったことは、私の中では少々悲しく、そして非常に恥ずかしい事実であったことは正直に告白しておきます。

 

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