その「英語」が子どもをダメにする #181
2018年4月11日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介
【著者】 榎本 博明
【出版社】 青春出版社
【価格】 ¥920 + 税
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私ほど辛辣に早期英語教育の弊害を訴える人間を探すのは大変だと思っていましたが、本書の著者は私をはるかに超えていました。(笑)
強硬に反対する理由は、私も著者も完全に一致しています。
「日本語教育の時間を奪うな。」の一言です。
日本語がしっかりできていれば、中学から英語を勉強することで十二分であるということがなぜ分からないのか。
PCで言えば、日本人にとって日本語はOSで外国語である英語はアプリにすぎません。
ものを考えるために絶対的に必要なOSを組み込むための重要な時間をなぜアプリごときをインストールする時間に使うのか。
しかも、OSが入っていなければ、そのアプリを入れたところでほとんど動かないのに。
本書を貫く主張はこの一点につきます。
とても重要なことなのに。これがまぎれもない真理なのに。
いくら大きな声で訴えてもなかなか理解されません。
だからこそ、このような本が継続的に出版されることには本当に大きな意義があると思います。
文責:代表 秋山昌広
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