
プレジデント 2016年3月14日号 #140
2016年2月28日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介
【雑誌名】 プレジデント 2016年3月14日号
【出版社】 プレジデント社
【価格】 ¥694 + 税
【購入】 こちら
本雑誌において「まったく新しい『英語』の学び方」という特集の中に面白い記事がありましたのでご紹介します。
ちょうど前回、#139で「科学的トレーニングで英語力は伸ばせる」を紹介する記事の最後を 「(科学的な学習方法とはいえ、)『この方法でトレーニングすれば、誰でもすぐに英語ができるようになる』というようなお手軽なメソッドのようなものではありませんので、悪しからず。あくまでも継続が何より重要なことは言うまでもありません。」 という文章で締めましたが、その点を強調するような以下のような記事です。
脳科学者の茂木健一郎氏の「世界一の発想法」という連載で、「人工知能から学ぶ英語学習法」というタイトルでした。
本記事の趣旨は、人工知能の能力の本質は何かということです。昨今では、人間の力の方が有利であると思われていた将棋やチェスのような分野でさえも人工知能の方が勝利をおさめるケースが増えてきたようですが、それは何か、とてつもない人間の能力を超えた魔法のような力が人工知能に備わりつつあるということではないということです。
では、このような分野でさえ人工知能が人間の能力を超えることになったことの原動力とは何か、それは「継続」の力だと言います。人工知能の能力の本質は、いかなることも誠実に繰り返すということです。
であれば、人間は人工知能から逆に学び返す必要がありそうです。
文責:代表 秋山昌広