
プレジデント2020年4/3号 #237
2020年3月22日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介
【書籍名】 プレジデント2020年4/3号
【出版社】 プレジデント社
【価格】 ¥709+ 税
【購入】 こちら
まず本誌は冒頭に、大前研一氏による「世界に通じる英語の学び方」と題した重厚な記事を載せています。
その内容は、さすが「世界のKEN OHMAE」だけあって、実践英語を徹底して鍛える必要性を説き、それが日本企業がグローバルに活躍できる最低限の条件であると日本のビジネスマンを叱咤しています。
そして、それを実現するためには、従来の日本の英語教育では不可能であることが述べられています。
確かに、彼の現状分析とそれに基づいたグローバル企業の社員の実践英語力の必要性についてはその通りだと言わざるを得ないですが、この記事が冒頭にあることから読者にこれを日本全体の英語力のあるべき形であると混同させてしまう恐れがあるような気がしました。
そのような条件をクリアするための教育の提供を日本の学校に対して一律に求めることはそもそも不可能ですし、大前さんとしてもこの記事をもって学校教育にそれを期待することは本意ではないと思います。
実際、本誌ではそのような一段高いグローバルビジネスでの主導権を握りたいビジネスマンのための方法論を紹介するものかと思いきや、前回紹介の#236と同様、それぞれの必要性に応じたレベル別の解決方法が豊富に提示されていました。
その中で一つ私が「これあり!」と思ったのが、「洋書をキンドルで読む」方法です。
洋書を読む習慣が続かない原因が、分からない単語が出てきてそのたびに辞書で引くことが煩わしくていやになってしまうことです。
キンドルであれば、その都度タップするだけでその後を検索することができるというわけです。
紙の辞書派の私ですが、洋書読書の継続が可能になるなら、これはありかも。
やはり、日本では必要な人が必要な時に必要なだけの解決方法を身に着けることができる環境を整えることが必要なのだと改めて思いました。